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手書きの未来

2021年2月17日 (水)

デジタル化がコロナ禍の1年で5年分進んだと言われていますが、「手書き」の機会の減少も5年分進んだ感じがします。

会議をホワイトボードに書きながら進めることもなくなったし、セミナーで講師の話をメモするようこともなくなってしまいました。「たのしく書く人」を広げようとしてる自分自身が手書きの時間がどんどん減っていることに、ここ最近とても違和感や危機感を抱いています

「書く時間や機会が減ったから、書くことが特別になりつつある。だから特別な道具を使うようになる。」

これは私がメディアからの取材などで、「なぜオーダーノートやインクが人気なのか?」と聞かれた際に、ライターや記者の方に答えてきた言葉です。

嘘をついてるわけではなく、本当にそうだと思っています。

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ただ、ここ数日この回答の先にある未来について考えています。
本当に「手書き」は特別なものになっていく未来でいいのかなと。
カキモリはその時代の流れに合わせてプロダクトを作るブランドでいいのかと。

「手書き」はコミュニケーションの一つの手段
です。

「たのしく、書く人」を広げるという私達のミッションの最終的なゴールは、コミュニケーションが今よりも素敵にな社会にしたいということです。


そう考えると「手書き」が特別なものになること自体に危機感や違和感を感じ、もっと「手書き」を日常に取り入れることを考えるべきだと思います。

そのためには、これまでの常識でペンやノートなどの筆記具をとらえること自体から変えた方が良いのかもしれません。

デジタル化のデトックスのためのアナログではなく、デジタル化をむしろ好機と捉え、もっと「手書き」をアップデートできるのかもしれないです。

なんだか、カキモリっぽくない話に聞こえるかもですね。
でもすごくカキモリっぽい話でもあります。

Apple Pencil or 万年筆ではない何かがある。
それを見つけていきたいです。

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