漢字の歴史 その7 楷書
甲骨文→金文→篆書→隷書→草書・行書・・・・
甲骨文は「天帝(神)との対話」(=占卜)のための文字、金文は「政治のため」の文字、篆書、隷書は「政治国家のため」の文字となりました。甲骨文字は獣骨に刻まれ、金文は青銅器に鋳込まれたり刻され、篆書は石に刻され、隷書は石碑に刻されました。章草・草書・行書は漢の時代に隷書の早書きによる簡略化が進み発生しました。当時、正書体(国が定める書体)である隷書は公式的・儀礼的なもの(公文書・石碑の書)に、日常的には章草・草書・行書が多く用いられま