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その101 小学校6年間で習う漢字は20字増えました!

私の書道教室では、
おけいこの課題文に出てくる漢字を見て、
「「雲」は2年生で習った!」
「「庭」は3年生で習うよ!」
といったように、小学生たちからそれぞれの漢字を何年生で習うか(習ったか)という話題がよく上がります。
6年生にもなれば、何年生に習ったか完璧に覚えている子もいます。
漢字を覚えているだけでなく、習った学年まで覚えていて毎回感心します。

そんな漢字ですが、
2020年度に実施された新学習指導要領では、小学校6年間で習う漢字が改定されました。
以前は小学校6年間で習う漢字は、全部で1006字でしたが、改定後は1026字になりました。
20字追加されました。
その漢字は
「茨」「媛」「岡」「潟」「岐」「熊」「香」「佐」「埼」「崎」「滋」「鹿」「縄」「井」「沖」「栃」「奈」「梨」「阪」「阜」です。
何か気づかれたかもしれません。
実は、追加された漢字は都道府県の名まえに使われる漢字です。
小学校4年生で都道府県を学習することから、定着を図るために都道府県の漢字を4年生で学習することになりました。
難しい漢字が多いように思いますが、1年生からしっかり漢字を学習していれば、小学4年生でも十分書けると思います。
私の書道教室の今日のおけいこで
「熊本城は・・・。」という文章が5年生の課題に出てきましたが、
「「熊」は4年生で習ったから書けるよ。」と5年生たちは一生懸命取り組んでいました。
もちろん正しく整えて美しく書けるよう、形の取り方等アドバイスをしました。

では学年ごとの字数の変更を見ていきます。
1年生から3年生は字数に変更はありません。
4年生は25字追加され、他の学年に23字移動され、
5年生は21字追加され、他の学年に13字移動され、
6年生は11字追加され、他の学年に1字移動されました。

漢字を学習することは、漢字を読み書きする力だけではなく、言葉や文を扱う力、国語の力、基礎学力を高めることにつながります。
おけいこをとおして、漢字の学習の重要性も伝えていきたいと思っています。

小学校の新学習指導要領では、皆さんがご存じの英語やプログラミングの他に、漢字の学習も変更になりましたと今日はお話しましたが、実は、書写も改訂されています。noteに書写の改訂についても書いています。こちらもぜひご覧ください。

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