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#06 職業選択の要因

 あなたは、いままでにいくつの仕事をしてきただろうか、自身はアルバイトを含めても10程度の仕事しかしてこなかった。世の中の仕事は、2万種類とも3万種類ともいわれている。そのなかで、自分に向いている仕事についているというのはある意味奇跡かもしれない。

 今回は、仕事を選ぶときの基準について考えていきたいと思います。これから仕事を選ぼうとしている方、また仕事をしているがこのままでいいのか悩んでいる方は是非読んでいただきたい記事です。

 
人は、どうやって仕事を選ぶのか?

 
 分野・形・想い・待遇・適性からと仕事を選ぶ際には様々考えがあります。皆さんが初めてやったアルバイトは、なにを基準に選びました?高校生で多いのは、家絵の近所だから、時給がいいからという理由で働いたという方が多いのではないでしょうか?どちらかというと、自分自身の仕事に対する思いより、仕事上での待遇を優先していたと思います。しかし、就職活動をして際はどうでしょうか?もちろん、待遇面も気にするとは思います。給与はいくらなのか、福利厚生はしっかりしているのか、転勤があるのかといった点が自分の考えにあっているのか?そして、それ以上に重視するのがその仕事が向いているのか?自分の能力を活かせていくことができるのか?ということだと思います。


 そういったように、仕事を選ぶ際人は無意識に何かしらの評価軸をもって評価しています。その評価軸は、次のようなものがあります。

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■分野 業種・職種

 どんな分野で働きたいのか、自分が何がすきなのかから考えることです。接客業が好きだから、人と触れ合う仕事をしていきたい。何か作る仕事がすきだから、何かを作り上げる仕事をしていきたい。専門的な言い方をするとジョン・ホランドさんの六角形モデルと言われています。

現実的タイプ(Realistic) → 物や道具を扱うことを好み、秩序や組織的な活動を好む。技術関係の仕事に向いている。
研究的タイプ(Investigative) → 数学、物理、生物などに興味があり、好奇心が強く学者肌。物事の分析、意見を明確に表明する。
芸術的タイプ(Artistic) → 慣習にとらわれず、創造的。繊細で感受性が強く、独創的な発想が得意。創造的な職業を好む。
社会的タイプ(Social) → 対人関係を大切にし、教育、人の援助などの仕事を好む。社会的な活動にも積極的。
企業的タイプ(Enterprising) → リーダーシップを取り、目標達成を好む。説得を得意とし、野心的な活動を好む。
慣習(習慣)タイプ(Conventional) → データなどの情報を体系的にまとめるのが得意。責任感があり、緻密な活動を好む。



 こちらのサイトから、どういった仕事が向いているのか自己診断もできますので、やってみるのも面白いと思います。

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■就業形態 報酬 待遇

 どんな、形で働くのかがあなたの価値観にあっているのかです。転勤は嫌だ、地元で働き続けたい。全国・世界を飛び回りたい。責任がある仕事はストレスだし、時間もある程度自由に働きたい。子育てや介護があるので、それも同時にできるということを念頭に働きたい。収入は安定している方がいい、副業が可能ところがいい。

 上げていけばキリがないくらい色々な条件がでてくると思います。そして、仕事を選ぶ際の大きな要因になっていると思います。しかし、この条件は、会社の待遇も未来永劫同じ条件が続くとは限りませんし、あなたの入社後のキャリアップ次第になることも多いと思います。それも、踏まえて選ばないといけないですね。

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■能力 適性

 どんな資格を持っているとか、どんな特技があるのかということが能力・適性です。あなたが、簡単にできること➡能力がある➡向いている。あなたが、簡単にできないこと(ストレスを感じること)➡能力がない➡向いてないという言い方もできます。

 履歴書の志望動機に、この仕事が向いていると思ったのでという方は、上記の考えから書いているのではないでしょうか。この仕事が向いていると思って入社しました。というパターンです。しかし、冒頭に伝えたように、ほとんど人は、それほど多くの数の仕事をしたことがありません。ものすごく多く仕事を経験したという方でも100個程度ではないでしょうか?その中で、やったことが無い仕事が多数ある状況で本当に向いている向いていないが分かるのでしょうか?正確に言えば、向いていないはなんとなくわかるかもしれません。

 工場などでの単純ルーチン作業は、とてもやりがいが感じないので向いていないとか、接客の仕事は、どうしても知らない人とコミュニケーションをとると緊張してうまくしゃべれないので向いていないといったように、向いていないことは、明確になりやすいです。向いている仕事より、向いていない仕事から考えていくと考えやすいかもしれません。

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■想い 価値観・イメージ

 あこがれの職業という言う言い方をするかもしれません、業種や待遇、能力は関係なく。子供のころから憧れだった仕事そこに、論理的な考えは必要ないかもしれません。ただ、好きそれだけ。小さいころから、電車が大好きで、電車の車掌さんがカッコいいと思っていて、大人になってもその思いを持ち続けて車掌になった。こういった仕事に就いた人は、楽しく仕事をしているイメージが持てると思います。今の日本の子供のなりたい職業ナンバー1と言われている。ユーチュバーもまさにこの憧れではないでしょうか、自分が楽しいと思うことをして、それでお金を稼げるこんなに楽しい仕事はないと思って子供は憧れています。実際のユーチューバーは、HIKAKINさんもラファエルさんも最初からトップユーチューバーだったわけではなく、睡眠時間を削り、全く収入がない長い時期を経て今の地位を確立したということもあります。あこがれだけではなく、それに向かう人並外れた努力が必要になることも多くあります。

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■人の紹介

 いきなり、ハードルが下がりますが人の紹介で入社もよくあります。そもそも、20歳ぐらいで明確にやりたいことを持っている人は、ほんの一握りです。そうなると、だれかがこの仕事いいよと言っていたり、だれかが働いているから、簡単に働けるよと言われてそれじゃとりあえず働く。そんな、軽い動機で働いたら、いつのまにか5年10年と働いていたという方も多くいるのではないでしょうか?

 また、仕事ってどんな仕事をするかより誰とその仕事をするのか、ということの方が個人的には、何倍も重要だと思います。同じ仕事をしていても、やりがいが大きく変わります。

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■家の事情 世襲

 家を継ぐという考えです。今は、親の仕事を継ぐのが当たり前という考えは減ってきているとは思いますが、だれも継ぐ人がいないからしょうがなく継ぐということもあります。しかし、こどものころから慣れしたんでいる仕事ではあるので、最初から興味があったり適性があったりする場合もあります。


まとめ

6個の仕事を選ぶ基準を書きましたが、これは一つだけで成り立つのではなくて、いくつかが複合して職業選択になります。

・あこがれの職業だし、適性もある、働く条件もあっている。

・機会が好きだし、大学でも機械を専攻していた、転勤はない。

・自由に働きたいし、話をするのが大好き、少々収入が安定しなくてもいい。

 一つ一つの条件を考えてみて、どれが優先順位として高いのかを考えていくと良いと思います。また、いまから転職を考える方。若いころとの価値観が変わっていることもあります。20代では、向いていると思っていた仕事が実はそんなに向いていない。そんな時には、新しいことにチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか?

■分野

  六角形モデルを参考にどんな分野の仕事があるのかを考える

■就業形態 報酬 待遇

  何を重視するのか、労働時間。給料、福利厚生何を重視するのか考える。

■能力 適性

 向いている仕事を見つけるの難しいので、向いていない事。やりたくない事を考えると簡単。

■想い 価値観・イメージ

 あなたのあこがれ、夢は?

■人の紹介

 紹介してもらえる仕事があるのか、誰と仕事をしたいのか?

■家の事情 世襲

 家の仕事を継ぐのか?

おしまい

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