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宮城・福島で震度6強〜今自分にできることは何か〜

洗い物を片付けて一通り家事を済ませ、ソファで一息。さあ、noteの投稿記事でも書こうと、ふとスマホを見た。3.11以降に入れていた地震アプリからの通知がある。

東京都の震度予想は震度1だった。
カウントを何気なくぼーっと見る。
3秒前、2秒前、1秒前…揺れ始めた。
ウッドブラインドが窓を叩くように揺れている。

16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました。この地震で気象庁は、宮城県と福島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、17日午前5時に解除しました。

3.11を思い出させるような揺れで少しドキドキしていた。
福島に住む親戚に急いで電話をかける。
直後だと掛からない事が多いそうだけれど、しばらく落ち着いた時に折り返しがあった。
寝室のテレビが落下して壊れたと言っていたが、他は問題ないと聞いて安心した。

この度被災にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方やそのご家族にはお悔やみを申し上げます。

また、一日も早く復旧を果たされることをお祈りすると同時に、被災された皆様が平穏な日々を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。

その地震の数日前。
3月11日に鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮で行われる「鎌倉の祈り3.11追悼復興祈願祭」へ参加するべく友人と当日鎌倉へ向かった。
その祈願祭を立ち上げられた方との繋がりで、ここ何年か毎年赴いている。

その祈願祭は、神道、仏教、キリスト教といった宗教を超え、東日本大震災の犠牲者を悼み、復興を祈る。

鎌倉の祈り3.11追悼復興祈願祭の様子

関係者の内外には、時が経ち、復興も落ち着いたのではないか、コロナやウクライナへの侵攻など時代が移り変わっているので、中止してはどうかという声もあったという。
その創立された方はそうあってはならないと、続けることを選択した。

3.11を経験された方々は皆この3.11での経験、思いを風化させてはいけないと仰られる。

確かに、その時、その当時の記憶を辿ると辛さはある。未来を向かなければ前には進めない。

けれども、その時みんなはどう動いたか。お互いに思い合い、お互いを助けることを優先した。
そして全世界から支援、ボランティアが集まり、被災された方々へ心を手向けた。

その思いは忘れてはいけない、今回の地震はそう伝えているように思えた。

今世界ではコロナも、気候変動も起きているし、戦争も起きている。

今までは「自分さえ良ければ他はどうなっても良い」という考えがまかり通ったかもしれない。

けれどもこれからは

「自分以外の誰かのために」思い、行動しなければ生きていけない時代

になった。

戦争や論争、殺人、犯罪、詐欺、喧嘩やパワハラ、という問題のほとんど全て「自分さえ良ければ他はどうなっても良い」という考えが少なからずあるのではないだろうか?
これはロシアの権力者だけを批判するものではない。

まずは

自分からその考えを、「自分さえ良ければ他はどうなっても良い」という考えを捨てる時

だと思う。

今起きている問題はその考えを気付かせる、そのタイミングで起きているのかもしれない。

つづく

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