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あまちゃんと自立のはざまで、もてあそばれたような気分。

忘れ物しちゃいますよね。でも、木曜日に持ち帰り忘れ、金曜日も持ち帰り忘れてきた。

さすがに、水筒を週明け月曜日まで置きっぱなしにするわけにはいかないので、学校に取りに戻っていただく。

帰ってきたら、ひざを思いっきり擦りむいている。濡れたタイルに足を滑らせてしまったようです。

帰って来たときは、なに食わない顔で痛くないよと言っていたが、時間が経ち、手当てをされる中で、痛みが増してきたようです。

でも、今日はいかねばならない教室がありますから、傷口はしっかりと手当てしたので行ってくださいませ。

そんな時に、雨が強く降り始める。行けないモード全開になる。今の今まで歩いていたのに、痛くて歩けないと言い出す。

確かに、結構な傷ですが、行かない理由にはなりませぬ。

なんだかんだの話し合いが進み、特別に一緒に行くことに。あまちゃんめ。まぁ、ケガのこともあるし、たまにはとお供することに。

やはり歩ける。なんか心細かったのだろう。道中に、よく話す。話ながら元気を取り戻している。

そろそろ教室につくだろうなぐらいで、突然に、あの手前の角まででいいからと。

教室の方々に、母親と来たなんて恥ずかしくてばれたくないご様子。

自分が一緒にいこうと言っておきながら、どの口が言うんだい。

まだ少しあまちゃんしたいけれど、やはり自分のお年頃の立ち位置は見えているのだなぁ。かあさんを、もてあそぶでない。

自立にむけて心がゆっくりと成長しているのだろう。わかったよと、雨の中を、むすこの成長が嬉しいやら寂しいやらをおもいながら帰路につく。

こんな寄り添いかたは、今までの生活スタイルではしてあげたくても、してあげられなかった。穴埋めではないけれど、こんな日を過ごせたことはなんだか良かったとも思えました。むすこにも、なんだか自分にも。

子どもと過ごす日々の中で、あの日、あの時、ああしてあげたかったということは、誰でも抱えている当たり前の悩みなんだと思う。

その中で、たまにでも、たった1回でも、あの日、あの時、ああしてあげられたがあったら、ちくちくした心の傷みが少し和らぐ気がした。

学校のプールがやっとはじまった。傷が治って入れるといいね。





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