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お賽銭の100円と駄菓子屋の100円。むすこのお金の価値。

半年の穢れを祓い祈願する夏越の大祓に、学校帰りのむすこを待って一緒に氏神様へお参りにお伺いしました。

左→右→左。参道に据えられた茅の輪を、神歌を唱えながら8の字を書くようにまわり、茅の輪をくぐり厄を落とすという習わし。今年は、ちょっと回数が足りているか不安が残ります・・・慌て過ぎました・・・。

御本殿に、半年間、無事に過ごすことが出来たことの御礼をお伝えに向かう為に、むすこにお賽銭の100円を手渡すと、急に一言つぶやいた。

「100円をお賽銭にしているけれど、100円ってすごいな。」と。

最近、駄菓子屋さん通いを覚えました。そこで、100円の価値を知ったからこそのセリフだと思われます。初めての駄菓子屋さんから帰ってきた日。ぴったり100円でこんなにたくさん買えたんだよと、それはそれは誇らしそうに、嬉しそうに。

さらに、近頃は当たりくじなるものも覚えたようです。当たる確立の高いそのくじ付きお菓子を100円分買い、上手くいくと当たりが重なり150円分のお菓子を追加で選べたとのこと。100円の元本が、250円になるのです。なんと、2.5倍に膨れ上がる。しかし当たらなければ、1種類のお菓子をひたすら食べるのみ。

まさに、駄菓子屋さん人生ゲーム。

むすこが、自分で計算をしながら買い物をすることを覚えたことで、気づいたお金の価値。お金の仕組み。

この時代でも、駄菓子屋さんを営んでくださる方がいらしてくださることがありがたいです。

100円の支払いで、+150円って駄菓子屋さんの損益が心配になってしまうのですが···。

ウン十年前、私も大変お世話になりました。そこでは、夏はかき氷、冬はおでんも用意してくれる。いつも変わらず、おばあちゃんと、おばあちゃんの息子のおじちゃんが迎えてくれる。ときどきおばちゃんも。

そして、遠くもなくて近すぎもしない大人との距離感は心地よく、今日の報告をしたり、色んな相談をしたり、社会ルールを教えてもらったり。

こんなに豊かな記憶を残してくれたのは、ありがたいかぎり。

むすこよ。お菓子を楽しく食べるのもよいけれど、駄菓子屋さんで広がる出会いも面白いです。

だんだんと外の世界に関わり、未知なる学びを手に入れてちょうだい。

世界は広くて思いもよらないことばかり。


駄菓子屋さんスキな人は、ぜひスキしてみてください ♫





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