私の野菜も食え。

大学の恩師は、ご自分の息子さんのことを「彼」と呼んでいた。恩師の作った野菜を食べない「彼」は、生ゴミを発酵させて作るコンポスト産の堆肥を「気持ち悪い」と言って、恩師の作る野菜を食べなかった。

ここからは、うちの息子、娘の話しである。

保育園や祖父母の家に行くと、彼らは、特に息子はすききらいせず、なんでも食べる。にこにこ笑顔で野菜だろうがなんだろうがおかわりまでして食べる。

このお盆休み、私は3連休だった。
この時の3食✖️3日、プラスおやつの過酷さよ。

私は仕事で50人前作ってもまだまだ余裕があるのに、なぜこどもの食となると、こんなに疲れるのか。

こども達は可愛く、愛らしく、母のペースを奪ってくる。

時には、
「ママ！だめでしょ！」
と、可愛らしく頰をふくらませて母が隣にいないことに抗議する。

時には小鳥がさえずるように
「おいでおいで♪おいでおいで♪ママ♪」
と、思わず刻む包丁の手を止める音楽で魅惑してくる。

こんな事では、食事をつくることはほぼ不可能だ。
健康やコストを考えれば自炊がいい。しかし、この状況では、まな板出して野菜を刻んで、フライパン出して炒めて、などやっていられない。

そう、こんな時は、こんな時は、

文明の利器（炊飯器）に頼るしかないー。

このお盆休みに子どもたちの一瞬のスキをつき、完成させた🍅トマトリゾット🍅の二段活用(リメイクレシピ)をレシピとして残したい。

題して、

ズボラートマトリゾット🍅

材料
・米 2合
・トマト缶1缶(ダイスカットもしくは、ホールなら握りつぶして)
・コンソメ 1個
・オレガノ(あるとトマトの煮込みが旨くなる) ひとつまみ
・オリーブオイル 適量

作り方
と、いうほどのものでもない。材料のすべてを炊飯器の御釜の中に入れ、基準の水位まで水を入れたらあとはスイッチを入れるだけ。炊き上がったらとろけるチーズを入れて混ぜて食べてほしい。よりリゾットっぽくしたかったら、早炊きかつ水ちょい増しして頂けるといいと思う。(とてもとても余裕がある方は、お米を洗わずにフライパンでオリーブオイルで炒めるとさらに"ぽく"なる。)
トマト缶丸々1個入っているので、なんとなく体に良さそう。
もしあればウインナーや冷凍のベジタブルミックスなんていれたら子ども受けは更に良くなりそうだ。
(ケチャップライスに果てしなく近づく気がするので、ここではあくまでおしゃれなリゾット🍴でとどめておきます。)

そしてこのメニュー。更に嬉しい活用レシピがある。もともとコレを作るためにやってたのが上のレシピで、そのまま食べても美味しかった、とかいう裏情報があったりなかったりする。

こーむぎーこ♪たーまーごに〜♪パン粉をーまーぶーしってーあげれーば(ライス)コロッケだーよ♪ キャベツ〜はどう〜した〜♪

見たまんま、

ライスコロッケ であります。

歌にあるように、チーズを具にして丸めたリゾットが冷えたならば、小麦粉、たまご、パン粉をまぶし、たっぷりの油であげてもらえば完成です。ケチャップがとてもよく合う、某安旨イタリアンチェーンの味が完成いたしました。

もし読んでくださった方で、お、作ってみよかな。とちょっとでも思った方がいらしたら、是非やってみていただきたい。とっても、ラクだから。ラクして美味しいもの。食べましょう。あなたにはその権利がある。

そしてその暁には、作ったよ✨と、一言ご報告頂ければ、とてもとても、嬉しいです。

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