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簡単!ヘルシー!レンツォさんのレシピ交換グループの湯煎イワシ

数年前の事、Facebookでシチリア料理のレシピ交換グループにレンツォさんという人から招待された。

そのレンツォさんという人を私は直接知らないし、料理のブログもまだ構想もなかった頃のこと。

料理は好きだがSNSのいわゆる食ネタ、特別でもない自分の目の前の食べ物をただ写真に撮った投稿はしない主義ないのに、なぜそんな招待を受けたのかも判らない。

知らない人からの招待は懐疑の目で見るのが普通だが、シチリア料理は少しエキゾチックで好きなので、試しに入会を承認してみた。

グループ内はプロのシェフも数人入っていたが、主にはシチリアの主婦が怒涛のようにレシピを投稿していて、そして伝統的なレシピでも自分の作り方と投稿者の作り方の違いに関するディスカッションで盛り上がっていて、その見解の違いなどを読むのもなかなか面白かった。

そして数ヶ月後に何の通達も、理由の説明もなくそのFacebookグループは閉じられてしまった。

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この湯煎イワシはその多数のレシピのうちの一つ。

このレシピを投稿していた本人に関しては生憎名前も覚えていない。

お魚を湯煎にかける。

という発想が全くなかったのでレシピを読んで目鱗。

試してみたら素晴らしい。

これはお魚の味をデリケートに活かす調理方法で、個人的には新鮮なお刺身で食べるのの次に美味しいと思う。

湯煎、つまり100度で加熱するので貴重なオメガ3も壊しません。

新鮮な魚で是非お試しください。

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<材料 二人分>

・イワシ 小20匹 捌く前の重さで250-300g程度

・レモン 1個

・イタリアンパセリ 少々

・エキストラバージンオリーブオイル

・塩

<作り方>


1・イワシは背骨を取って手開きします。

2・軽く粗塩を振り30分置き、塩を洗い流します。
*この工程は私が勝手に加えたもので、省略してもあまり変わりません。

3・サーブするお皿に皮の側を下にしてあまり重ならないように並べます。**2の工程を外した場合はここで塩を振ります。


4・レモンの搾り汁を均等にかけます。イタリアンパセリの葉先も見た目良く散らします。

5・フライパンに水を入れ火に掛け、沸騰したら4のお皿を乗せ、蒸気がお皿の中に落ちないよう布巾をかけた蓋をし、魚に火が通るまで(約4、5分)沸騰を保ちます。


6・イワシが白くなって熱が通ったら出来上がり。

熱々をテーブルに運び、良質のエキストラバージンオリーブオイルを好みの量加えて頂きます。

*エキストラバージンオリーブオイルなくてもOK

*数人分作る時は大きめのオーブン皿を利用して、オーブンのトレーに湯を沸かし、湯煎にします。



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このレシピに関し長文を書く様な特別なエピソードがないのは、あまりお客様に出した事がないからなのですが、一度デニス夫妻と丁度ネパールから一時的に帰ってきていたジャコモを招待した時に出してみた。

2021年の12月で、まだ新型コロナで大勢の会食は避けていた時期のこと。

デニス夫妻と食事に呼び合う時は、どちらの家でも大勢の食事会である事が多く、あまり込み入った話はできなかったので、その日は少人数で色々話ができ、山の話でも盛り上がってその年の年越しはデニス夫妻とクネアツに行くことになった。

デニスの奥さんのキアラF.(2週間前のキアラはキアラM.で別人)はとてもお料理上手な上、小学校の先生だからか、教えてあげる、という感じではなく料理をしながらさらりと説明してくれたので、とても楽しく色々なレシピを教わる事ができたました。

その年越しのクネアツでキアラF.に教わったレシピはまた別途に投稿します。

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