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タマルのイスラエルの夏の簡単前菜とそのバリエーション

長文の前置きのあるレシピ紹介を連投してしまったので、今回は簡単に。

タマルとマウロという親しいグルメカップルがいる。

何度夕食会に呼びあったか数え切れないグルメカップルで、この二人はこの後も多数回登場の予定。

妻のタマルはイスラエル出身でお菓子を作るのが無茶苦茶上手。
(村上春樹の小説1Q84にタマルという名のマッチョな男性が登場しますが、旧約聖書ではタマルは女性名。)
長年、私の誕生日には彼女にバースデーケーキを作ってもらうことに決めている。

夫のマウロは塩っぱいもの担当。つまり食事、つまり前菜、プリモ、セコンドは彼が作る。
当然二人が夕食会をするときはマウロ の仕事量が圧倒的に多い。

二人からもらったレシピはもちろん多数あるが、これは珍しくタマルの塩っぱいものレシピ。
レシピと言っても切っただけでなく、調味料も加えない究極のシンプルさだ。

スイカとギリシャのフェタチーズを切って並べただけでサーブし、各々好きなだけ皿に取って調味料も無しで食べるというものなのだか、フェタチーズの塩味と甘いスイカ取り合わせが良く美味しい。

イスラエルの代表的な夏の前菜なのだそうだ。

西欧では果物に塩という発想はないので、イタリア人グルメ夫マウロは意外な取り合わせが実に良いのだと夕食に同席した私たちに力説していた。

日本ではスイカに塩を少しふって甘味を引き出す食べ方をすると話すと、なるほどアジアだから、、と、中近東と極東を一緒くたにしていた。。。

<材料>

・フェタチーズ  200g の塊で 2 - 4人分 (量はその他に何を用意しているかで加減)

・スイカ(甘いもの)フェタチーズの3倍から4倍のボリューム
 これも好みで加減してください。

・調味料なし

<作り方>

1・二つの食材を適当な大きさに切り、お皿に盛り付け、食卓に運ぶ。


<バリエーション・1>

昨年アーティストのアンナリータを夕食に呼んだ時に、同じ味の取り合わせでスープ風に仕上げてみた。
スイカをミキサーにかけてスープにし、角に切ったフェタチーズ を乗せてみた。
ミキサーにかけたせいか少しスイカの苦味が出てしまったが、見た目はなかなか可愛い。
ミキサーにかける前にタネを取るのが大変でした。

写真の器はスペインの磁器メーカー、サルガデロスの砂糖入れ、丁度女性用ご飯碗くらいの大きさでフタ付きなのが嬉しい。
サルガデロスの食器はマーケティングという言葉をせせら笑うように独創的で一線を超えたものが多いので大好きなのです。

よく見えませんがグラスはアンティークバカラ のフジェール。
http://galleria-kajorica.blogspot.it/2015/05/fougeres.html



<バリエーション・2>


イギリス人デザイナーの友人セバスチャンの奥さんのエマニュエルはスイカ、いちご、ルコラ、細ねぎ、フェタチーズをオリーブオイルとレモンで調味したサラダをインスタグラムに載せていた。
https://www.instagram.com/p/CgV9L0Uj1dF/?img_index=2

セバスチャンはロンドンベースなので奥さんには、彼らがボローニャに住んでいた時に一度しか会った事のない。エマニュエルはフランス人でお料理の先生をしている。
そのためか彼女のインスタグラムは食材写真と出来上がり写真の2枚ので構成されていてレシピは書かれていないので、食材から作り方を想像するしかない。けれど、結構できるものだ。
一捻りある面白いレシピが多いので、ご興味のある方はインスタグラムで”topdelish"をご覧ください。


<スイカが余ったら>

すいかのアイスキャンディー

フェースブックのショートリールで見たスイカのアイスキャンディーというのを試してみました。スイカに棒を刺してフリーザーで4、5時間で出来上がり。
なかなか行けます。
それに、スイカを食べすぎなくていいかも。

フェースブックのショートリールではアイスキャンディーのプロボーションの長方形に切ってあったが、こういうナチュラルなのの方が無駄も出なくて良いと思う。


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