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国家公務員採用I種試験(現総合職) 経済 合格体験記

15年前に合格した試験です。現行試験と異なる点もありますが、当時の試験について記事にします。今後、現行試験に合わせた対策記事も書ければと考えています。

試験結果

試験区分は経済です。36位で合格しました。
合格通知と成績はこちら。

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成績詳細
✔︎一次試験
教養 28点/45点(62%)
専門 34点/50点(68%)
✔︎二次試験
総合   6点/10点(60%)
専門 45点/60点(75%)
 (経済理論150 財政学140 経済政策160) 
面接 C

二次専門記述は各科目200点満点で粗点換算時に1/10に圧縮されます。

ちなみに前年度は不合格でしたが、筆記試験はもうちょっとできてました。

成績詳細
✔︎一次試験
教養 31点/45点(69%)
専門 38点/50点(76%)
✔︎二次試験
総合   6点/10点(60%)
専門 48点/60点(80%)
(経済理論190 財政学150 経済政策140)
面接 E

経済理論は大得意です。この時はマクロ満点だと思います。論述式で満点って凄くないですか?(笑)

えーと…面接で一発不合格です。理由については、こちらの記事をご参照下さい。

使用した教材

学生時代は経済学を専攻していたので、教科書的なものは色々読んでます。その土台があって公務員試験用の教材を使用していることにご留意下さい。ちなみに、学生時代に受けた経済学検定はランクS(偏差値73以上・3位)でした。筆者より上位はエコノミストの実務家で、学生の中では最上位だったと記憶しています。経済学検定についても別途記事にしたいと思います。

経済学検定の記事はこちら

前置きが長くなりましたが、使用した教材は以下のとおりです。

教養試験
なし。初っ端からすみません(笑) 教養試験は無勉でした。判断推理とか数的処理なんかは、その場で解法をひらめく感じでやってましたね。国Iは試験時間が長いのでこんなんでも時間が足りなくなることはなかったです。逆に国IIなんかは試験時間が短くて自分には不利です…。

ミクロ経済学
インプット

公務員試験用ではないですが、結構分かりやすくて定番ですね。今はもっと公務員試験にマッチしたインプット教材があるので、別途の対策記事でご紹介します。

アウトプット

定番中の定番です。簡単なテキストも付いているので、想像力が働く人は、地上・国IIだけならこれだけで十分ですね。国Iの過去問も掲載されているので、アウトプットはこれだけでも国Iに受かる人はいます。

絶版になってしまいましたが、このほか早稲田セミナーの国家1種過去問セレクションを使いました。かなりの難問揃いでここまで仕上げてる人はあまりいませんね。

マクロ経済学
インプット

公務員試験用ではないですが、これもど定番ですね。西村ミクロよりも数式少なめで読みやすいと思います。こちらもミクロ同様、今は公務員試験用の良いインプット教材があります。

アウトプット

ミクロに同じ。このほかミクロ同様、早稲田セミナーの国家1種過去問セレクションを使いました。

また、二次記述対策用に試験委員の著者も読みました。これがドンピシャで高得点を取ることができました。今は試験委員も交代していると思うので、書籍のご紹介は差し控えます。

財政学
インプット

こちらも公務員試験用教材ではないですが、財政学のど定番です。井堀さんは試験委員でもあったので、二次試験対策にも使いました。各章末の練習問題が二次試験の題材になってた感じです。もちろん少し捻ってありますが。関係ないですが、当時は東大経研の院試対策の定番でした。

アウトプット

ミクロ・マクロに同じです。

経済史・経済事情
経済史は無勉です。経済事情は『速攻の時事』を使っている人も多いと思いますが、試験問題の元ネタは主に以下の2つです。筆者は学生時代に公務員試験予備校で過去問の解説を作っていたので、元ネタの存在を知っていました(笑)

このほか内閣府の『世界経済の潮流』や経産省の『通商白書』も元ネタですが、コスパが悪いのであまり読みませんでした。

国際経済学
ミクロ・マクロ対策に含まれます。

統計学・計量経済学

数学が苦手な人でも通読可能で、実際に問題が解けるようになります。これだけだと計量経済学までカバーしていないので、以下の本も併用しました。

こちらも数学苦手でもいけるし、実際に問題が解けるようになります。2冊とも古い本ですね…。現行試験でも十分対応可能と思いますが。

経営学
インプット・アウトプットともこちら。

もはや説明不要でしょう。

憲法・民法
割愛します。

勉強法

とにかくごりごり何回転もさせました。経済学は基本的に計算を体で覚える感じですね。

数学は、高校の数学II(微分)までできれば楽勝です。行列(数学C)も一部出てきますが、試験対策上は捨ててしまって構いません。というか、ピンポイントで微分の考え方・使い方が理解できれば、公務員試験の経済学には十分なので、高校数学をやり直す必要はないです。

おわりに

今後、国家総合職用のお役立ち情報を発信していければと思ってます。ひとまず自己紹介を兼ねて旧国Iの合格体験記を書いてみました。

今の受験生におすすめの教材はこちらです。


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