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ゲームがしたくて泣き叫んだ、その後どうしたらいい?

noteで素敵な記事を見つけました。
憧れの2万いいねです。
私も、我が家のゲームにまつわる話と森のようちえんのこと書いてみようっと。


先日、学校から帰ってきた長女が
ただいま~ではなく

「ずるい!!」


と泣きながら叫びました。

行きたくない学校に6時間目まで拘束されて、へろへろになって16時にやっと家に帰ってきたら、妹が楽しそうにswitchしてた。


まぁ、気持ちはわかりますけど。。。


とりあえず、落ち着こう?!」


「まず年齢が違うし、
次女は朝からピアノの練習をして、幼稚園に行って、片付けもして全部終わった後にゲームしてるやん。」

「ゲームしてることに何の問題がある??」

「ズルイんじゃなくて、あんたが羨ましいって思っただけやろ??」

「先にゲームしてくれてるんやから、すぐ変わってもらえるかもしれんで→ラッキーとは思わへんの?」(我が家は17:00以降はゲームをしないことになっています)


と、伝えてみると

長女は「確かに」と言って、泣き止みました。




なんで長女がすぐに切り替えられるかというと、
幼児期に感情に関する教育を受けていたからじゃないかなと感じています。

長女は、デンマーク発祥の幼児教育をする「森のようちえん」に3年間通っていました。

お遊戯もない、道具もない、なにも頑張らない。

何もないと思いきや、毎日ハプニングだらけです!!

森のようちえんの大人たちは、心理学の勉強を続けていたり、子供の今の問題点を共有しあっていたり、感情に関して細やかに対応してくれていたように感じます。(ご紹介した記事のフィンランドとは同じ北欧系の教育なのかな??)


森のようちえんだと

先ほどの「ずるい」という発言があって、何か問題があったら(基本的には子供だけで解決させることの方が多いのですが)

「ずるい」と泣き叫ぶ長女に対して
①「ずるいって思ったんやね」と子供の主張を受け止めて、
②子供の話をよくよく聞いて
③「それはずるいんじゃなくてうらやましいと思ったんちゃうかな?って、私は感じるな~、どう?」と、押し付けではなく自分が感じたこととして伝える。
④「どうする??ゲーム変わってもらいたい?」と解決策を一緒に見つける。

もちろんその日だけでは解決しないこともあります。
毎回こういったステップを根気強く踏んでくれていて、
長女は3年間毎日それを見てたんだろな思います。


子供が泣き叫ぶこと自体は悪いことではありません

泣かれるとうるさいし、こっちも疲れるんですが
感情に蓋をして、我慢して、気持ちを見失うよりも
悲しいときには悲しいとちゃんと表現できたほうが良いです。
だから、子供を泣かせないようにすることよりも

泣き叫んだ後、どうするのかが重要なんじゃない??

と考えています。


冒頭でご紹介したフィンランドワークショップomenaさんの「ゲームの勝敗でかんしゃくを起こす子どもにできることは大人げない大人になること」の記事にも、こう書かれています。

私は彼に「怒るな」とは言ったけど
怒る以外にどうしたらよいのか
話していない
だから彼はこの負けた気持ちを
何に変換したら良いのかわからない
感情の行き場がないのだ

そもそも「怒るな」ということがおかしいのだ
自然と湧いて出てきた感情を止めろと
言われても大人でもできないことはある。

https://note.com/workshopomena/n/n55b156b4da74


ハッとしました!!


一般的に、子供に対して「泣くな!!」「我慢しなさい」って言うことの方が圧倒的に多くて、じゃあそういうときはどうしたらいいか教えてない。

「ごめんね」には「いいよ」
「貸して」には「はい、どうぞ」

たとえ許したくなくても、貸したくなくても、大人にテンプレートを半ば強制的に言わされることが多いような・・・

もしかしたら大人が感情の整え方を子供に教える方法を知らないのでは・・・


私だって偉そうにnote書いてるけど、森のようちえんで(親として)鍛えられたから今があるだけ。
うちの子に感情のコントロールを教えたのは森のようちえんの大人たちに違いありません。



もう一回いいますが、
怒ったり、泣き叫んでも良いんです。


その後がとても大事で

自分はどうしたかったのか??
今どんな気持ちなのか??
今からどうすればいいのか??


現状を分析して、一緒に考える
これを繰り返すしかないと思います。



1日で出来るようになるものでは決してない
です。
短くて数ヶ月、長くて数年。
間違いなくトイトレより大変です。


ハッキリ言って

スーパーめんどくさい。



だけど、
誰にでも「自分の気持ち」があることは明白です。

どうやって処理すればいいのか知らないだけなのに、
他人を傷つけてしまうのはもったいないです。

今も高度経済成長期だったら感情を抑えて働きまくってそれでよかったかもしれませんが、時代が全然違います。
子供に「こーしなさい」と大人の価値観を押し付け続けるとその瞬間は簡単なんだけど、子供が「自分の気持ち」がわからないようになってしまう可能性だって出てきます。
宙ぶらりんの気持ちをどうしたらいいかわからなくて暴言を吐いたり、何かを壊したり。
最悪、無気力になっちゃうかもしれないよね。。。


だから、めんどくさいけど親も子も「自分はどうしたかったの?」と確認する作業がとても重要だと思っています。今までの他人の目を気にするだけのテンプレートではない、新しい解決策が見つかったりしますよ。
※もちろん大人にも気持ちがあるからね。


ちょっとずつ積み重ねていくことで

自分が楽に過ごせる時間が増えるようになるんじゃないかなと感じています。


私だって、毎日出来ているわけじゃないよ。
ご紹介した記事に出てくる男の子だって、ゲームで負けても癇癪を起こさずに楽しくゲームが出来るようになるまでに1年かかったって書いてあるので、気長構えてくださいね。


ちょっとずつ。
ほんとにちょっとずつ。


↓ こちらもヒントになるかもしれないので、貼り付けておきます。


そういや、うちの長女は
「怒ってる人は困ってる人なんだよ」って言います。
スゴイよね~。

私に怒られてても、私が何かに困ってるって変換してるんだよ。笑。

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