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【自己紹介】コミュ障の僕が“落語の発表”が大好きになるまで

記事を開いていただき、ありがとうございます。

今の僕の自己紹介を簡単に

会社員。
アラフォーのおじさん。
趣味は落語。
休日は公民館やカフェや福祉施設でボランティアで落語を披露しています。

落語の披露や発表を生きがいとしていますが、僕は決して自分を“話し上手”や“コミュニケーションスキルが”高いとは…

全く思っていません!笑

謙遜や謙虚な訳でなく、僕は幼少期、本当にコミュ障であがり症でした。そんな僕が落語を人前で発表して“楽しい”と思えるように成長したのは、

3人の恩人がいます。

子供の頃を振り返りながら、僕がどうやってコミュ障とあがり症を克服したか、これからお話しします。

【自己紹介で泣いた小学3年生】

小学校の新学期。皆さんも思い出があるはず、クラスの全員の前で自己紹介。

僕が小学3年生の頃、体育の授業で“はじめましての男の先生”が提案したことは、体育館ではなく教室でクラスみんなで自己紹介をしましょう、というもの。

先生は言う、「椅子から立ってその場で自分の名前と好きなスポーツか好きなスポーツ選手を教えてください」
クラスのみんなが一人一人立ち上がり、名前と好きなスポーツを言っていく中で僕の順番。僕はスポーツに全く興味がなく、知識もない。自己紹介で立ち上がった僕は、好きなスポーツも選手も全く答えられない、思い付かないまま…
無言のまま立ちつくした。

恥ずかしい。
情けない。
無言の僕を、みんな見ている。

僕は泣いた。あまりの情けなさに勝手に涙が溢れた。先生の「すいじゃく君、座っていいよ」
椅子に座ったあとも涙は止まらず、これが僕のトラウマになった。

【①恩人、ダウンタウンの松本人志さん】

「僕はコミュ障、会話が苦手なんだ」そんな僕が子供の頃、夢中になったのはお笑い、バラエティー番組だった。兄の影響もあったと思う。特に好きなのが、ダウンタウンさん。

松本人志さん(松本さん)は、大声で叫ぶというよりボソッとボケるという芸風。気が付いたら、僕は松本さんの話し方を真似していた。
すると、どうだろう。学校やクラスで話し方を真似しているだけで、「すいじゃく、面白い」と笑ってもらえた。
(子供が言うことだから、大した事は言ってないと思うが…雰囲気って大事!笑)

また、松本さんのエッセイの中で『お笑い芸人に向いているのは根暗なヤツ』と書いてあったのを読んで、僕は稲妻が落ちた。僕は稲妻が落ちた。
(なぜか2回、言う)
正しい引用でなくて申し訳ないが、
『明るいヤツは楽しいだけで終わるが、根暗なヤツは独自の世界観を持っている』

根暗の中の根暗の僕が、どれだけ背中を押されたことか。松本人志さんには感謝しています。あ、恩人と書きましたが僕は松本さんと全く面識はありません。笑

【②恩人、結婚相談をしてくれたAさん】

僕は大学時代、落語研究会に入部した。落語との出会いだったが、入部の理由は漫才やコントがやりたくて落語研究会を選択した。

これが僕の20代前半の黒歴史となる。
黒歴史?
落語研究会出身と名乗ると、必ず言われることがある。
「ねぇ、落語やって!」
「ねぇ、面白い話して!」

あの…即興で面白い話ができたら、会社員にならず、プロの芸人になっているのだ。
これらの無茶ぶりは20代の僕にはパワハラだった。笑
次第に「落語やってました」の挨拶はしなくなり、生活は職場と自宅を往復するだけ。
20代の僕に趣味らしい趣味はなかった。

でも、結婚願望はあったため20代後半から婚活を始めた。
ある自治体で無料で結婚相談をやっていると聞いて行ってみた。
結婚相談員は複数いたが、頼りにしていたのが元市役所に勤めいたという、落ち着いた男性のAさんだった。
婚活のプロフィールの記入で困るのは、
“趣味、特技”の欄。
なぜなら、僕には趣味がないから。

仕方なく僕は「趣味、落語」と書く。そうしたら、Aさんは目を輝やかせ。
「すいじゃく君は落語をするのか!?では、今度、敬老会で落語を披露してくれないか?」
僕は社交辞令だと思い、「分かりました」と。

後日、僕は着物を着て手に扇子と手拭いを持って、温泉施設のお座敷にいた。
Aさんの落語のお誘いは社交辞令ではなかった。
日時、会場の温泉施設をAさんに指定されて、僕に“断る”という選択肢はなかった。

大学時代の着物や扇子を引っ張り出し、
7、8年ぶりに僕は落語を発表することに。めちゃくちゃ練習して本番に。
(大学時代、10本ちかくあった持ちネタで出来るネタは、この時1本しかなかった、笑)

とにかく温泉施設のお座敷で、僕は7、8年ぶりの落語を発表した。ご年配の方、20名ほどだったが僕の落語で笑ってもらえた。
僕も、とても楽しかった!

Aさんも言ってくれた、「すいじゃく君、落語とても良かったよ」
僕は本当に運がいいと思う。Aさんはとても人脈が広い方で、Aさんの友人や親戚に「すいじゃく君の落語」と口コミしてくれた。
僕に落語の依頼が来るようになった。

職場と自宅を往復していた根暗な男に、考えられない奇跡!

僕は落語が楽しいと思い、
あちこちで落語を発表した。

公民館。
お祭りの余興。
また、温泉のお座敷。

社会人になった僕は落語に真剣に取り組むようになった。(大学時代より、笑)
新しいネタを覚えたり、落語の稽古をしたり。

Aさんとの出会いが僕の人生のターニングポイントになった。

あ、
ちなみに婚活は35歳の時にお会いした女性と結婚して幸せに暮らしております(^^)

【③恩人、落語が好きなカウンセラーK先生】 

僕があちこちで落語を発表していた。
すると、落語好きな方と繋がるもの。
知人の知人の知人の知人が、カウンセラーのK先生だった。
(ボケでも何でもなく、事実。笑)

K先生も落語研究会出身で、カウンセラーのお仕事をしながら落語披露をする活動をされていた。

K先生は僕の師と仰ぐ存在となっている。

僕は本当に運がいいと思う。(2回目)
K先生はとても人望が厚く、人脈が広い方。
K先生は、よく「すいじゃくサン、手伝ってください」と声を掛けていただき、K先生の落語会に出演させてもらった。

あ、K先生は大変、礼儀を大切にされる方で年下の僕にも「さん付け」で「敬語」で、
僕に限らずK先生は誰に対しても敬語です。

驚くような場所で落語を披露できました。
お寺の本堂や
ダンススタジオや
お洒落なカフェ。

K先生の紹介で僕の人脈も広がった。
僕にも落語仲間ができた。

その落語仲間に誘われて
落語教室に通うようになって。

落語で尊敬するK先生がいる。
切磋琢磨する落語仲間がいる。

落語を練習して覚えて
お客さんの前で発表すればお客さんに笑ってもらえる。
こんなに楽しい趣味があるでしょうか。
(お客さんが失笑することもありますが、笑)

K先生という人生のお手本に出会えたことは
本当に落語に感謝しています。

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場数をたくさん踏むことで、 
いつの間にか人前で話すことが怖くなくなりました。

本で読みましたが

自分に自信を持つには達成感を得ること 

落語の発表は達成感を得ることの連続。
1本、ネタを覚えたら達成感。
そのネタをお客さんに発表したら達成感。
お客さんに落語を楽しんでもらったら達成感。

恩人を3人、挙げさせていただきました。
私は運がいい。そして、まわりの人への感謝を忘れないようにしたいです。

【まとめ】

⚪子供の頃の失敗談も、今では笑い話。
⚪根暗も長所。

⚪「巻き込まれる」ことで、人生は変わる。
(人生は“自分で変える”だけじゃない)

⚪先生、師匠と思える存在は本当に大切。

こんな経験をしながら、
僕はコミュ障とあがり症を克服しました。

でもコミュ障、あがり症は筋トレをサボると
衰えるように
常に「コミュニケーション上手になりたい」と意識して勉強を続けたいと思います。

長文、すいません。m(_ _)m

最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。
m(_ _)m

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