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Architecture × Fashion 建築とファッションの融合を考える。 時々…

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Architecture × Fashion 建築とファッションの融合を考える。 時々難しいことも書きたいですが、日常の中にある何気ない言葉の羅列です。

最近の記事

頭大仏とモエレ沼

人生初、北海道に行ってきた。 3月の北海道は雪がまだ残っているものの、吹雪くこともなくかなり過ごしやすかった。 道路脇に寄せられた雪が街の音を吸収してくれるから、常にノイズキャンセリングされているような感覚になる。 回転寿司食って、スープカレー食べて、ジンギスカン食べて、海鮮丼食べて、夜パフェして、味噌ラーメン食べて、死ぬほど幸せだった。 楽しい話は書いてもキリがないので、これくらいにしておく。 頭大仏殿を訪れた。 まずはそのスケール感に驚いた。 コンクリートという人

    • 建築をいかにして存在させるか

      今日先輩と話してて、面白い考えが生まれた。 最近は、対社会・対人間への建築というより、もっと壮大なスケールまで領域を広げ、対地球・対宇宙への建築のあり方に興味がある。 建築は確かに社会的要請によって生み出されるものであるのだが、地球の表面に建てる以上、建築家はそこに建てる責任感を持たなければならない。 宇宙の一部として建築をつくることに自覚的になれるだろうか。 地球に存在する大自然は宇宙からの産物であり、いかにして生成されるかを生きながらにして認識することは不可能。

      • フューチャー

        今私は分岐点になっている。 そして昨日、ようやく向こうの方にある小さな光の点を見た。 私はかなり急足な性格だ。 何事も効率を求めるし、どこかこなしてしまうところがある。 そんな自分の性格と、自分の目指している景色に齟齬があり、モヤモヤと悩み続けていた。 意味のないことに足を踏み入れる勇気が足りない。 様々なことが交錯する現代、何がウケて、何が自分を満足させるのかわからない。 そんな中で、何か新しいことを生み出したいという野心を持ち、考え続けることは本当に難しいことだし

        • 久しぶりに。頭の中を言語化したくなった。

          久しぶりに記事を書く。 卒業制作がようやく落ち着いて(まだ完全に終わってないから気持ちは落ち着かないが)色々とやりたいこと、なりたい自分を考えている。 デザインは難しい。 考えて考えて考え続けると、自分のやっていることがわからなくなる。 今日建築雑誌でTatiana Bilbao ESTUDIOという建築家集団に出会った。 そこに掲載されていたプロジェクトで、約117kmの道のりにいくつかの建築を与え、聖巡の動線をつくるというものがあった。 それぞれの建築は摩訶不思議

        頭大仏とモエレ沼

          君たちはどう生きるか

          大の映画好きというわけではないので、映画館で同じ映画を観ることはほぼ無いのだが、今回は「君の名は」以来、再び映画館で観るということをした。 あまあこんなnote誰も見てないと思うんすけど、一応ネタバレも含むってことだけ言っときます。 僕はジブリファンではないので(最近結構見ているが)「君たちはどう生きるか」という映画を、ジブリ作品だ!という視点で見ていない。 一度目はただただ世界観に圧倒され、これは何を表しているのか、どの部分が美しいのかという見方ができなかった。 ただ

          君たちはどう生きるか

          230904 Thai day32

          今日はチュラロンコン大学での授業最終日。 いやー本当に来て良かった。 こっちのスタジオは完全に日本の教育とは違っていて、まさに卒制でもやろうとしていたデザインプロセスに似ていた。 リサーチの中で、中身のある事柄に焦点を当てて深く入り込むことはもちろん重要なこと。 だが、質ばかりに目を向けるのではなく、抽象的な事柄にも目を向けてヴィジュアル的な引き出しを沢山もっておく、そして抽象度の高い状態から長いプロセスを経て具体的なものづくりに発展させる。 何に繋がるのか分からないが膨大

          230904 Thai day32

          230903 Thai day31

          ついにラストの週に突入。 この日記は何日間書いているのだろうか。疲れた日、他にやりたいことがある日は遠慮なく忘れている。 ただ読み返してみると、その日その日の気づきに何か考えさせられることがあるだろう。 異国の地で、少し緊張感を持ちながら、非日常的な日常を過ごすことで、 普段考えないことを考える。普段目を向けない所に目を向ける。 感覚が研ぎ澄まされる。疲れなど感じない。 街はアーティストのキャンバス。そしてアーティストの定義は崩されている。社会批判的な立場からのメッセー

          230903 Thai day31

          230901 Thai day29

          はい今日がday29でした。 ついに9月に突入。 こっちのスタジオは一段落つきそうだが、卒制の話も本格的に進めないとなと少し気づき始めました。はい。 でもとりあえず8日は、 skin+bornsの延長の話をしたい。 建築とファッションが共有しうる要素として、ジオメトリーに解体できるという説を伝えてみる。 描いていきたい世界観として、バンコクのアーバンアート的な文脈から着想を得た話をする。 こんなところかな。 いくつかプロトタイプを持っていきたい… 今日は模型を作った後

          230901 Thai day29

          230831 Thai day29

          今日でレッスンあと2回。 いやぁこの授業本当に面白い。 卒制の話に少しでも繋げられるように、思考能力を向上させて帰ろう。 サーロインステーキ食べた。相変わらず肉は美味い。 デザートでドリアン食べた。

          230831 Thai day29

          230830 Thai day28

          今日は再びriver city bangkokとwarehouse30周辺へ。 やっぱこのエリアが一番好きや。 今日は少し離れたtalanoiというエリアでアーバンアートにも触れてきた。やはりストリートアートで押されてるエリアは、ほとんどがアーティストの作品で、かなり洗練されている。 そしてまあpopartが多い。 世界に存在する生物をキャクター化させる、もしくは著名なキャラクターや人物をオマージュし、全く別のキャラクターとして成立させる。 ストリートというフィールドには

          230830 Thai day28

          230829 Thai day27

          まさかのこの間day23の次にday27を出すという大失態を犯していた。 はい、今日が27です。 もうあと8日間しかない。 5週間留学するのは長すぎるなと初めは少しビビリもあったが、毎日かなり充実しているし、本当にあっという間に時間が過ぎた。 最後の1週間はレッスンのプレゼンもあるし、しっかり準備せねば。 それにしてもこっちでの授業が本当にプレ卒制的にやりたいことができて、すごく嬉しい。簡単にいうと、リノベーションというプロジェクトにおいて、既存の方法論から一線を引き、

          230829 Thai day27

          230827 Thai day27

          今日は留学先の大学の友達に色々なスポットをツアーしてもらった。 一旦思い出を簡単に綴っておくと 調べては行けない場所に行けて良かった。 英語たくさん練習できて良かった。 景色が綺麗なチルい場所を知れた。 街を見て色々な発見をした。 今回はストリートグラフィティとバンコクの街について話そうと思う。 バンコクに来て最も衝撃的なのが、洗練されたストリートアート文化。 ただテキストによるメッセージをスプレーで描くのではなく、アーティストが街の壁をキャンバスとして扱っている。

          230827 Thai day27

          230826 Thai day 23

          昨日はプーケットに行き、帰りが夜中だったのでかけなかった。 とにかく奇想天外・海気持ちいい・ずっとバイブス上がってる こんな1日でした。確実にこの留学生活で一番楽しい日だろう。 今日はギャラリーが閉まっていたが、モダニズム的な建築で美しかったので見れて良かった。 その後コモンズサラデーンへ。 様々な人種が各々違う雰囲気を纏い、違うアクティビティをする。すごく良い空間だった。 全体の構成・形態からディテールまですごく上手く作られていた。 アイデンティティの生み出し方が新鮮。

          230826 Thai day 23

          230824 Thai day 21

          今日はレッスンデイ。 スタディの方法が日本の建築教育と全然違って面白い。 リノベーションというありきたりなテーマに対して、単純に環境的なアプローチをするのではなく、抽象的なインスピレーションを収集して、インスタレーションを与えることで、新たな個性を創出する。 何か抽象的な形態や行為を建築言語に翻訳する 新しいクリエイティヴィティが養われそうだ。

          230824 Thai day 21

          230823 Thai day20

          今日を終えるといよいよ後二週間。早いなぁ。 時は不思議なもんで後半になっていくとどんどん早くなっていく。 友人と共同生活という行為を初めてやってみているが、 正直にわかったことを言うと まあまず楽しい。寂しくない。 助け合いができて嬉しい。 優しさ大事。 無駄な時間が多い。 俺の思考と行動のペースで生きていける人はいない。 人と一緒に行動しているとやっぱり無駄が多い。 俺の時間の使い方に無駄が無さすぎるのか。 とまあ傲慢な発言はこれぐらいにして、人から応援されるために

          230823 Thai day20

          230822 Thai day19

          今日はBACCの図書館で作業。 あそこアート本たくさんあってめっちゃおもろいわ。 フリーで公開されているギャラリーは結構な濃い作品が多いし、短スパンで変わっていくから色々触れれて面白い。 こっちの大学の授業が、インスピレーションをスケッチしてくるっていう課題なので、卒制のことも兼ねて、スキン+ボーンズの復習的なスケッチをしてる。と同時にストーリーも考えているのだが、タイに来てストリートアートの文化が俺のクリエイションに繋がってくるのではないかと思った。 とまあこの話は

          230822 Thai day19