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音色・奏法を改善!理想の音に近付く!コントロールの基本は○○○のキープ!?


ジャズサックス奏者の市川海容(いちかわかい)です。
5月頃からYouTubeにてレッスン系の動画を週1回のペースで投稿しています。
現在YouTubeの収益化を目指し鋭意更新中です!
ありがたいことにチャンネル登録者数が1,000人を突破しました!
1つ目の目標を達成しました!いつも見てくださっている皆さんのおかげです!

レッスン系の動画を上げ始めたのが5月末で丁度3ヶ月というこの時期に1,000人を突破できたのは非常に嬉しいですね。ざっくり言うと週に50人ずつ登録者数が増えて行くと言うペースで自分でも驚いています。
自分自身は知名度もなく地味な存在ではあるものの、週1回の動画更新サイクルを回すことでなんとか届いたラインでしょうか。
言うまでもなく課題と足りないコンテンツ(特に演奏系)があるので、今後拡充して行きたいですし、続けて行くことで今まで出来なかったようなことにもチャレンジできるかもしれません。
まだ収益化という目的を達成できていないので、まずはそこに向けてチャレンジですね。

というわけでレッスン生徒も募集中です!詳しくは動画かウェブサイトをご覧ください!

奏法改善のためのアプローチ

さて今回の動画では、これまで動画では話してこなかった奏法の話に言及しています。ただし、基本的にはレッスンで有料で教えている内容なので、具体的な個別の内容(アンブシュアなど)ではなく大きな捉え方の話となっています。
そんな話聞きたい訳じゃないのにな〜と思う方も多いでしょうが、自分としてはむしろこれぞ肝心なのではという内容を話しています。


コントロールの基本は力のキープ

それは奏法や様々なことを考える上でのコンセプト、基本的な考え方です。
『コントロールの基本は"力のキープ"』
僕はこれを1つのコンセプトにして物事を見ています。
こと奏法を考える上では色々な面で役に立つはずです。

なぜこのコンセプトなのか?

動画内でも話していますが、以前は脱力を軸に奏法のことを考えていました。
今思えば結果が全然出ていませんでした。堂々巡りをして似たようなところに戻ってくるという時間の無駄とも言える行為を繰り返していました。
これには「脱力が軸」ということと、「正しいか正しくないかで物事を判断する」という2つの視点が自分の視野を狭めていたからだと思います。

特に後者の「正誤で物事を判断する」ことは、自分の思考を「誤っているという認識によるネガティブな思考のループ」に陥らせていました。
ここを抜け出すには別の考え方も必要なのですが、力のキープをコンセプトにしたことにより大きく改善することになります。

必要な力を入れて支えないと身体は好き放題変化してしまう

サックスを演奏する上で、口周りの僅かな変化は思っている以上に音色や音程、安定感などに直結します。必要な力を入れ続けて支えないと、音域や抵抗感によって口周りや口内・喉はすぐに変形します。
これでは上から下まで一貫した音色は出ませんし音程も定まらず、不安定そのものでしょう。
フレキシブルで良いんじゃないか?と思う方もいるかと思いますが、これでは
フレキシブル過ぎるんです。
必要な動きの幅に対して超オーバーに動いてしまい、コントロールとは程遠いものになってしまいます。
ここで私が伝えたいのは『必要なところに必要な力を入れることで、結果的に余計な力みを排した脱力へ辿り着こう』ということです。
実はこの説明は音色や音程をよくするためには、音域によって大きく変わるのではなく一貫した吹き方を基準にしませんか?ということを言っています。

脱力ってそもそも意識できるの?

昔何かの記事で人間は力を抜くというのが苦手という話を読みました(真偽は不明ですが)。
力を入れることと力を抜くこと、どちらが意識的にできる動作なのか。
リラックスしろと言われてそう簡単に言われたようにリラックスできるのか?
多分力を入れる方が意識しやすと思います。

変化に着目する

これらを踏まえて力のキープに注目することとなった訳ですが、これを実際の練習に応用する上での1つのアプローチを紹介します(動画内では3つのアプローチを紹介しています)。

例えば目標とする奏者の演奏している動画(口元のアップとかが分かる動画があれば良いですね)を見て、動かない箇所(固定されている:力がキープされている箇所)動いている箇所(フレキシブルさを許している箇所)を見つけてみましょう。
そこから、どこにどう力を入れるとそうできるのかということを探って行きます。
これが今回の動画で一番お伝えしたかったことの1つです。

口周りだけでなく手や指、支点となっているのはどこかも探ることができます。

正しいか正しくないかではなく『比較』によって覚える

動画内でも重要なこととして解説していますが、結局は「音」がどうなるかを聴き分けないといけません。音楽ですからね!
今試していることが「奏法として正しいか正しくないか」ではなく、「音をどう変化させるものなのか」という所に着目してみることが大切です。
さらに言えば、力の強弱・やり方の違いは音色にどんな差を生み出すのかという「比較」によって判断することが大切になってきます。

こうすることで「やり方の幅」は音色にどんなフレーバーを与えるかという「バリエーションを生み出すもの」に昇華されます。
間違っていたので無駄になる、ではなくあなたの演奏や音色に幅を与えてくれる道具となります。それがどんなに滅茶苦茶なやり方であろうとも。
そしてすぐには役に立たなくてもいつかヒントとしてあなたを助けてくれたり、違った視点を与えてくれるでしょう。

バランスがあなたの音色を決める

こういった幅の積み重ね・組み合わせがあなたの演奏を決定づけています。
1つの要素が大きくゲームを変えることもあるかもしれませんが、最後にはバランスが大事という所に行き着くでしょう。
このバランスというのは「あなた自身の好みと技術力の到達点」と言えるかもしれません。
他の人の演奏を研究する意味も出てきますし、好みではない演奏ややり方の分析も逆説的にあなたをゴールへと導くかもしれません

皆さんが目標にたどり着くためのヒントになれば幸いです。
個別のトピックについて知りたい方には対面レッスンだけではなく、オンラインレッスンもやっています。
ご興味ある方、詳しくはウェブサイトまでどうぞ!



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