出来ることは減らしたくない。

お仕事中、常に笑顔でご入居者さんと接してると『いっつも笑ってていいわね。』と言っていただける方もいれば『何で笑ってるの?気味が悪い。』と仰る方もいます。
まぁ笑顔でいることが正解ではないってことですね。(それでも元々こんな顔なのでお許し下さい。)

私達、介護スタッフは『認知症』のご入居者さんのふとした行動に対し、『なんで⁉︎』『どうして⁉︎』といった疑問から行動を静止するように動きがちな気がします。
例えばそれが、他の業務に追われていた場合に起こったり、その方の事故、ヒヤリにつながるものであればよりそのような動きなってしまいます。

事故やヒヤリを事前に防ぐためにその方の行動を抑止する。
必要なことかもしれませんが『それが正解なの?』ということを疑問ような何か引っかかる違和感に感じていました。

普段から同様のヒヤリ(例えば、ふらつきがあり、歩行見守りが必要だがお一人で階段を使用してしまう。転倒の危険大。)が多い認知症の方がいたとして、そのヒヤリについてスタッフ間で対応策を考え、それを実施、徹底していけば大丈夫だろ、というような考え方になりがちです。
 しかしながら、その対応策が正解なのか不正解なのかは別として、認知症ケアとしてどうなのか、と考えた時にその方がどんなお気持ちからそのような行動をとっているのか、そこの部分を考えていくことが必要だと思いました。

その方に危険が及ぶ行動に近づくほど、私達介護職スタッフはどうしても抑止するような考え方を持ってしまいがちです。
ですが認知症の方がその行動に移る前にどんなことを思っていたのか。その時の気持ちを深掘り、考えていくことで、抑止しがちな考え方を変えるだけでなく、その方により寄り添えるお手伝いをしていくことが出来る良いきっかけ作りになるのではないか、と思いました。

実際私自身も上記に似た様な認知症の方がいて、その方のある行動にスタッフも悩まされていました。
センター方式シートだったりを用いて、その方の生活リズム、行動パターンから過去、現在の暮らし等を把握することで、その行動に移る前後のお気持ちや、その時求めているモノを少しばかりですが知ることが出来ました。

今回は認知症の方おひとりの気になる一つの行動について考えただけですが、新たな気づきを沢山得ることが出来ました(´ω`)

介護って楽しいな。

先日読んだ本にあった『にやりほっと』を日々発見出来るように毎日ニヤニヤしながらお仕事してます。笑
んー。今勤めてる会社ではやれないことも沢山あって、もやもやーっとしてる部分もあるけど、毎日小さな幸せ見つけられるように働いていきたい。
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