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海外で働いて感じたこと

私は海外の高校卒業後に帰国し、日本の大学に進学しましたが、学校生活や就活に馴染めず、卒業後はオーストラリアとニュージーランドにワーホリ、そしてフィリピンに海外インターンとして行きました。

今回は自分が海外で働いて感じたことや日本との働き方の違いについてまとめました。

一番印象的だったのは、自由さ。
オーストラリアのカフェで働いていたとき、
シェフが寝坊して朝の時間帯にお客さんに食事を提供できなかったり、
よく業者が発注の数を間違えていたり、
床に座りながら資材を棚にしまったり、
お客さんがいなければ早めに店を閉めたり、
すごく自由な職場環境にいました。

そして衝撃的だったのが、メニューがわかっていないにも関わらず仕事初日からオーダーを取っていたこと。

そこのカフェは食事とドリンクメニューが合わせて100近くあり、オプションも加わるとかなり複雑な注文システム。よくメニューを理解していないながらも言われるがまま紙とペンでオーダーを取っていました。

そして案の定、注文を間違えました。
日本ならお客さんにペコペコ頭を下げて謝罪しなければいけませんが、あちらでは「Sorry!」と軽く謝って終わり。

早朝にコーヒーのオーダーを間違えた時は、お客さんから「まだ朝早いもんね!You,コーヒー飲んだ方がいいよ!」と、言われたことも。

店員とお客さんとの距離が近く、注文を間違えたり、ミスをしたりしても、そこまで責められないし、怒られもしない。
(たまに性格の悪いお客さんもいるけど)

そして勤務中にジュースを飲んだり、お菓子を食べたりするのも日常茶飯事。私の誕生日の日には営業中にスタッフがサプライズで自作ケーキを持ってきてお祝いしてくれたことも。この時は常連のお客さんも一緒にお祝いしてくれました。

日本では仕事中にやってはいけないことが当たり前に行われ、てきとーに仕事をしてもしっかりとチップがもらえる、そんな天国のような職場環境。そして常に自分たちファーストで、お客さんは待たせていいというスタンスで働いていました。

その一方で、自分が日本の飲食店で働いていたときは、
・お客さんの前では飲み物を飲んではいけない(お菓子も食べてはいけない)
・お客さんが待っているから早く提供しないといけない
・仕事に遅刻してはいけない
・注文ミスをしてはいけない
など、いちいち細かくて厳しいルールばかりでした。

(一般的に日本の飲食店だとこれが普通ですが、海外で働くと感覚がおかしくなってしまいました…)

日本の組織で働くとなると、厳しいルールに縛られて働かなければいけないので、私は数年前にフリーランスになりました。そのおかげで1人でふらっとカフェに入って好きな時間に仕事をしたり、平日に休んだり、だれかに焦らされることなく自由に働けています。

私は海外で働いた経験をきっかけに、「仕事」について自分と向き合ったおかげで日本でも自由に働ける環境を手に入れることができました。

これからも日本でフリーランス人口が増え、自由な働き方を実現できる人が増えるとうれしいです😊


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