【まんが少年日々記】55話　くみ取り便所とラッシーの思い出【コラム】

当時、汚水や糞尿はバキュームカーで吸引の汲み取りだった。

夏ともなれば便所の中は堪え難き匂いが充満。
雨期は汁状態の糞尿がはねかえってくる屈伸運動便所に変貌。
台風ともなれば近くて遠い便所への暗夜行路状態。
　
なに「行きたくも入りたくもない便所だ」ってか。
同上…もう、いや〜ん。

便所事情を理解したでしょうか。
で、まんがのラッシーあわやの光景が理解できた事と思います。

おしまい。

なに「コラムって短いのはわかるが短かすぎね〜」ってか。
くさい話しはひるむ人々が多々いるでしょうからこのへんで。

なに「読みたい！」ってか。
くいさがるね〜。

雨漏りがした。
便所でしゃがんで傘をさす。
冬の風の強い大雨は、たいへんだ。
寒い、臭い、雨に濡れる三苦界の地獄。

便所の中で破裂音と同時に飛び上がるうんこ汁。
知覚をとぎすまし、さっと屈伸運動をする醍醐味。
が、小賢しい少年へご褒美ごとく。
うんこ汁はぞうりの足へ着地。きゃ〜。
うんこ汁のしてやったりの目論見は成功だ認めよう。
その熱意にほだされて、以後屈伸運動をせずになすがままに…。

便後、風の強い大雨に家の軒下で石けん泡に包まれる家族からの疎外感。
くみ取り便所っていや〜ん。

尻や足の匂いは取れるが記憶の匂いは取れない。

なに「ごはん食べれなくなるのでもういい…」ってか
人生の肥やしは臭うのよ〜。経験は肥やしと先人の強がり。分かります。

おしまい。　

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