見出し画像

マラウイのシェアリング文化が最高

訪問者から生活者に意識が変わってきた

マラウイに来てもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
「観光や訪問」と「生活」だと見える世界が全然違ってくると思いました。
例えば1ヶ月の滞在であれば、ベースとなる自分の本拠地はあくまで日本の意識が強いので、ここで腰を据えて生活するというよりも「知ること」がメインとなるので全てが新鮮で発見の連続になります。

一方で「生活をする」となると目の前で起きる一つ一つが自分の「日常」に入り込んでくることになります。
更に私たちは団体や企業など何かに守られているわけでもないので尚更、裸一貫!
後ろ盾もなくそこで日常を作っていくことになります。

そうなると新鮮さや目新しさ以前に「生きる」ということと真剣に向き合うようになったと感じました。

シェアリング文化

マラウイで生活していく上で、大切な考え方は「シェアをする」という考え方です。
ヒト、モノ、時間全てみんなとシェアをして生きていきます。

道で知り合いに会うと「おはよう!どこにいくの?何を買うの?どうやって行くの?誰と行くの?」って今日どこで何をするのかみんなで把握し合って。

お昼にまた会うと「今日はどんな日だったの?何を食べたの?誰に作ってもらったの?それはおいしかったの?他には何したの?」ってこれもみんなで把握し合ったりするのが日常です😆🫶

子育てだって自分の子どもじゃなくても、あやしたりごはん食べさせたり。
道で会うと「学校でしょ?遅れるんじゃないの!?」とか「忘れ物ない?」って知り合いの人から言われたり。
村のみんなでシェアしています。

それ以外にも、みんなで使う公共スペースで音楽を聴く時はみんなが聴こえるように爆音でかけて
その曲が好きな人でみんなで楽しんだり笑

美容室でヘアスタイルが素敵な人がいたら入れ替わり立ち替わり色んな人が見に行って「素敵な髪!なんてオーダーしたの?お名前は?いくらでやってるの?」って話しかけてその場でわたしもやりたい!!って言ったり笑

とにかく素敵なヒト、自分が良いと思ったモノ、素敵な時間はみんなでシェアしていきます。

それ以外にも「私だけのもの」の意識がすごく少なくて、とにかくみんなでシェアできるものはシェアします。
「お金」は個人のものだけどそれが物質として交換された時点でみんなのものに変わるイメージです。

物質として交換された時点で「誰が買ったものなのか」は全然関係なくなり「みんなのもの」の意識に変わっていきます。

なので、マラウイの人たちは基本的にみんなで使える量を最初から買ったり作ったりします。
「私がパンが食べたくて買ったからみんなで食べようれ
「私が使いたくて買ったからみんなで使おう」
「私が食べたくて作ったからみんなで食べよう」
こんな感じです笑

だから私たちも現地で入手したもので「私たちのもの」って言えるものがほとんどなくなりました。

日本だと「プライベート」「パーソナライズ」「個人」とにかく私だけの場所、モノ、時間がすごく大切だったなって今から振り返ると思います。

それと比べるとプライベートなんかほぼないですが笑
それでも私はマラウイのこのシェアの文化がどこか心地よくて、みんなで良いモノや素敵な時間をオフラインでシェアできるこの文化が大好きだなと思いました😆🫶

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?