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ウォルマートがアマゾンに対抗するためにTikTokを導入:その狙いとは

今日、英語学習で動画を使ったシャドーイング学習をしている時に、面白い動画があったのでご紹介したいと思います。
世界最大のスーパーマーケットチェーンが、なぜ動画アプリのTiktokを買収しようとしているのか、その背景と狙いを知ると、消費行動の新たな時代が読み解けます

紹介動画

How a Walmart-TikTok Deal Could Transform Online Shopping in U.S.
Wall Street Journal
https://www.youtube.com/watch?v=4e-7HUBQkDg

ウォルマートは世界最大のスーパーマーケットチェーン

ウォルマートは、皆さんご存知の通り、世界最大のスーパーマーケットチェーンで、売上額で世界最大の企業です。

そんなウォルマートですが、近年は、アマゾンをはじめとしたオンラインショッピング勢に押されています。

実店舗では、実にアメリカの90%の市場を独占しているそうですが、デジタルでのプレゼンスは、完全にアマゾンの後塵をはいしていて、もうデジタルの分野では追いつくのも難しいといわれています。

そんなウォルマートが、Tittokのアメリカ事業を買収しようとしていることが最近ニュースとなっています。

なぜウォルマートが動画アプリのTiktokを取り入れようとしているのか

今回紹介する動画をみると、実店舗を中心に事業展開しているウォルマートは、実はすごくTitktokと相性が良いことが分かります。

Tiktokと手を組むことで、消費者による、リアルで面白い商品宣伝が可能に

ウォルマートの狙いは、Titktokを利用する消費者による、リアルで面白い商品宣伝です。

実店舗で、消費者が商品をダンスを交えて面白おかしく紹介する動画を撮影し、それをTiktokで流し、それをみた視聴者がその商品を気に入れば、商品をオンライン購入できるアプリやサイトへと誘導するという流れを狙っています。

プロによって作り込まれたコマーシャルよりも、一般の素人のリアルなリアクションが、TiktokやYoutubeではバズる時代です。

いわば、商品のコマーシャルにもリアルが求められる時代なので、実店舗を中心に展開しているウォルマートは、Titktokとの相性がものすごく良いと言えます。

実店舗で、購買者自身が、商品を手にとって、面白いダンスなどをしながら紹介すれば、その"商品"がバズることだってありえます。

逆に、アマゾンは実店舗を持たないので、このようなウォルマートの取組みに追従することは難しいと言えます。

こういう、消費者自身によるビデオコマースは、中国ではすでにかなり普及しているようです。

欧米にも浸透していくかどうかは、今回のウォルマートとTiktokとの提携次第と言えるかもしれませんし、今後も注目ですね

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