夕暮れの人生

どうして時間は　待ってくれないんだろう
ノロマな僕は　いつも置いてきぼり

ちょっとくらい　待ってくれたっていいのに
そんなに急いで　どこへ行くんだろう

少し疲れたから　のんびり休憩をしていたら
いつの間にか　大人になっちゃったよ

小さい頃　よく一緒に遊んだあの子は
もう結婚して　子供もいるんだってさ

鬼ごっこでは　いつも僕が鬼だったっけ
だって追いかけても　誰にも追いつけないんだもん

大人になったから　友達は離れていって
でも僕の方からも　同じように離れていって

夕暮れの公園みたいに　淋しげな
僕の人生は　真っ赤に染まった

ノロマな僕は　初めて門限を破って
真っ暗になるまで　ここにいることにした