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中国美人女優の顔が、茶室の女性たちにダブって見えて来てしまうという症状……

 今日は茶道のゲームの基本、平花月のお稽古だった。
 参加者は、まずは初めてトライする20歳台の女性。一応、何度か経験のある30歳台の男性。ある程度経験のある50歳台の女性。あと60歳台前半の男性と私である。この二人は、これで花月は3回目であるがあまり身についていない。そして、講師の40歳台の女性。
 ところで最近、私は中国のテレビ・ドラマに出演する中国の女優にハマってしまっている。それが、ある種の病気の症状として、お茶室でお稽古している最中に発症してしまうのである。
 どういうことかというと、まず20歳代の女性のお点前を見ていた時のこと。彼女は花月は初めてだが、茶道を始めて一年半とまあ、私と同じくらいの茶道歴。その彼女がくじ引きで「花」の札を引き当て、お点前をする。その所作を見ていると「三国志 Secret of the kingdoms」で皇后役を演じている万茜(レジ―ナ・ワン)とダブって見えて来る。凛として知的でいて、楚々とした色気がある。
 お点前をしている彼女がそんな風に見えて来る。
 同じような症状が、いつもはただの40歳台の女性にしか見えなかった講師の女性にも、中国のドラマの誰かが乗り移って見えて来てしまった。身長も165センチくらいで細身の方。顔のつくりは派手ではないが、うりざね型の美人系である。二人の一挙手一投足に、中国のドラマの女優が重なって見えて来てしまう。かなりの重症のようだ。だからと言って、不快感を覚えるような症状ではない。いたって心が癒やされ、しかも審美眼を鍛えさせていただいているような、充実した幸せな気持ちに満たされている。まさに至高の時間なのである。
 あと「龍珠伝 ラストプリンセス」の易歓(いかん)を演じている楊紫(ヤン・ズー)にもハマってしまった。
「琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~」に出演している雲南郡主の穆霓凰(ぼく・げいおう)役 を演じる劉濤(リウ・タオ)。
 こういった中国女優の顔が、ここのところお稽古の茶室の女性たちにダブって見えて来てしまうという症状が出ている。完全に病気かも。
 しかし、楽しくて心を癒される症状なので、それなりに満足していて治療しようなんて思っていない。このまま症状が続けば、いたって幸せなのだが。

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