龍 中

小説、怪談、落語好き。 好きな作家さんは田辺青蛙先生、澤村伊智先生、岩井志麻子先生、森…

龍 中

小説、怪談、落語好き。 好きな作家さんは田辺青蛙先生、澤村伊智先生、岩井志麻子先生、森見登美彦先生。 好きな落語家さんは柳家喬太郎師匠。

最近の記事

X(旧Twitter)復帰します

結構前、めちゃくちゃ意味深な投稿を最後に辞めていた旧Twitterを再開しようと思います。 幸い、以前削除したつもりだったアカウントが残っているようなので(各種サービスのログインに使っていたのが原因みたいです)、そちらにしれっと戻ろうと思います笑 もし、私を覚えてくださっている方がいらっしゃれば、改めて交流させていただけると嬉しいです。 小説は色々と苦戦しながらも続けています笑 改めまして、どうぞよろしくお願いします!

    • 落語『音曲質屋』

      フル在宅だった夫さんがフル出社になり、日中は家の中が不健康なほど静かです。というか、夫さんがいたらいたで存在感強すぎるので落差がすごい。 前々から、「子どもがいるわけでもないのに夜は自分の時間がない。なんでだろう?」と疑問だったのですが……夕飯時以降、夫さんのエンドレス喋りをずっと聞いてるからですね。謎がとけました笑 寒暖差アレルギーならぬ静騒差アレルギーでなんとなく調子が出ないので、最近は日中のほとんどの時間、落語を流しっぱなしにしています。USEN状態です。Amazo

      • ひとりで行けるもん!

        10月か11月に、岩手へ旅行しようと計画しています。 移動時間と予算にもよるけど1泊~2泊くらい。 体力に自信がついて来たので念願の一人旅です!! たぶん……大丈夫でしょう笑 具体的にどこへ行くのかはまったくの未定です。 遠野物語を再読しながら、特に気になる場所をピックアップしてみようと思います。 遠野物語の舞台でもあり、すごいプロ野球選手を何人も生んだ岩手がどんなところなのか、少しでも知れたら良いなと今から楽しみです。 無事旅慣れてきたら、今度は東京?へ行って、Twit

        • 怖いものは何ですか? 分かりあえるものですか?│『怪を訊く日々 怪談随筆集』

          福澤徹三先生『怪を訊く日々 怪談随筆集』を読んだ。 福澤先生が身近な方から収集されたらしい怪談が計74話(数え間違いしてたらごめんなさい)収録されている。 話の内容としては、ぶっちゃけ「王道」な話が多い。時代ははっきりしないものもあるけど、昭和~平成のエピソードが多かった印象。 でも、王道だからつまらないかというと全然そんなことない。全話ともめっちゃ面白かった。 あくまで例えばですが、「真夜中に目を覚ますと、髪の長い、白い服を着た女が枕元に立っていた。驚いて逃げようとした

        X(旧Twitter)復帰します

          乙女ゲームの世界に転生してみたらリアルとそう変わらんかった件

          ひょんなことから、いわゆる乙女ゲーム(超ざっくり言うと、イケメンと非日常の恋愛を楽しむゲーム)をプレイしてみました。 「ひょん」の部分は一旦割愛します(結論までマラソンくらい長くなりそうなので笑) 人生初乙女ゲーム! というわけではなく、かなり前(覚えてないくらい前)にも一度、やってみたことはあるんです。 でも当時のはなんかすごいセクシーでムーディー?な感じで、心はネンネの龍 中さんは一人で照れてしまい、「いやいやいや! むりむりむりむりむりむり!!」と早々に尻尾巻いて逃げ

          乙女ゲームの世界に転生してみたらリアルとそう変わらんかった件

          その節はお騒がせ致しました。そして、note再開します。

          皆様こんばんは。 先日、「Twitter削除します!」と宣言しておきながら、実は今日までアカウントが残っていた(消したつもりでどっかで復活していた?)恥ずかしい人龍中です。現時点では、今度こそアカウントはなくなっていると思います(たぶん)。 その節はかなり意味深な報告の仕方をしてしまったため、ご心配を下さった方、個人的にメッセージをくださった方、本当にありがとうございます。また、申し訳ありませんでした。ですが、本当に嬉しかったです。 今後はこちらのnoteを使って、主に読

          その節はお騒がせ致しました。そして、note再開します。

          大掃除のお化け

          小学校四年の頃、実家の二軒隣に同い年のMちゃんが引っ越して来た。 周りが日本風のしぶい家ばかりの中、Mちゃんの家は洋風の新築で、レンガ造りの壁がビスケットみたいで可愛かった。Mちゃんのお母さんも、うちの母や近所の奥さんたちのような「田舎のおばさん」ではなく、白やピンクのブラウスの似合う、子供心にも可愛い、女らしい人だった。 その年の大晦日、私は母に命じられ実家の表を掃除していた。 ホースの冷たい水で袖を濡らし、塀をブラシでゴシゴシこすっていると――前の坂道を女の人がこちらへ

          大掃除のお化け

          【短編小説】リモートドッペルゲンガー

           PC画面の中、マネージャーの金田さんが今月を振り返る。売上、目標達成率、課題と改善案。 「今が頑張り時です!」  金田さんの声は、イヤホンを通してもはきはきとよく通る。体温が上がっているらしく、額が汗で光っているのがモニター越しでもわかる。  その金田さんの話に水を差すように、コツ、コツ、コツ、コツと堅い音がする。画面が二つに分かれた。左に金田さん、右には部長である浅井さんが映った。露骨な、苦々しい顔。音に反応して、「発言中」を表す緑のランプが左から右へと移った。  コツコ

          【短編小説】リモートドッペルゲンガー

          【短編小説】とび中

          うちの課には、よく仕事を休むおじさんの職員がいる。 立花さんという。休むといっても、風邪で一日とか、インフルエンザで一週間とか、そんなレベルではない。毎回、大ケガによる療養のため、一か月近く。そんなことを、ここ一年の間に四回は繰り返している。私はその担当ではないので直接は見ていないが、診断書もきちんと提出されているそうだ。 正直、気になる。しかしデリケートな問題であるため、面と向かっては聞けない。 他の職員たちも、誰も本当のところは知らないし、聞かない。 ただ、立花さんは去

          【短編小説】とび中

          【短編小説】ニンジン

          我ながら、馬鹿みたいだけれど。 私は包丁を逆手に構え、まな板に乗せたニンジンを睨んでいる。 太い方が頭、細い方が脚。まあ、脚は一本しかないけど。そう決めると、私はニンジンの顔と、お腹の真ん中とを狙って、包丁を思いっきり二度、振り下ろした。 サクッ、サクッというみずみずしい音とともに、ニンジンはたいした手応えもなく、三つのぶつぎりになる。 なんて甲斐のない。私は舌打ちをする。仮にも「人」参だろ。痛がるなりすればいいのに。 本当に、馬鹿みたいだけれど。私はこいつを許せない。

          【短編小説】ニンジン