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モル計算④【質量と体積】
モルの計算の基本は、大きく分けて3つです。
① 物質量を質量にかえる。
② 物質量を体積にかえる。
③ 物質量を個数にかえる。
次に、計算のやり方は2通りです。物質量から他にかえるときは「×(かける)」、他から物質量にもどすときは「÷(わる)」です。今回は「質量gから物質量molを経由して、体積Lにかえる」をやってみましょう。
Point
質量gを分子量でわると物質量mo
金属結晶の構造【改】
金属結合によって原子が規則正しく配列した結晶を金属結晶といいます。主な結晶構造として、体心立方格子、面心立方格子、六方最密構造があります。このページでは、体心立方格子、面心立方格子を紹介します。
結晶は基本構造のくり返し です。この 基本構造を単位格子 といいます。この単位格子中に粒子がいくつあるかを調べてみましょう。
体心立方格子では、立方体の各頂点と中心に原子が位置しています。各頂点
共有結合結晶①【改】
ダイヤモンドと黒鉛が最も有名です。ダイヤモンドは正四面体、黒鉛は主に正六角形が連なった構造 です。
非金属元素の原子が次々と共有結合で結びついた結晶を共有結合結晶といいます。炭素Cやケイ素Siの単体や、二酸化ケイ素SiO2などがあります。
共有結合結晶は、化学的に安定で、融点が高く、きわめて硬い。一般に、水に溶けにくく、電気を通しにくいです。
ダイヤモンド
ダイヤモンドは、各炭素原
水の変わっているところ【改】
水は、分子間に水素結合が働いています。水素結合があるため、固体の氷ではすき間の多い立体構造をとります。そのため、水は氷になると体積が増えます。体積が増えたため、密度が大きくなります。だから、氷は水に浮くのです。
一般に、多くの物質では、液体より固体の方が密度が大きいです。つまり、水は例外の物質 といえます。
氷を温めて融解させると、水素結合の一部が切れます。水素結合の一部が消えるとすき間
ファンデルワールス力【改】
分子どうしの間に働く引力 を ファンデルワールス力 といいます。分子間の水素結合と合わせて 分子間力 とよびます。
このファンデルワールス力は、共有結合に比べて非常に弱い結びつきです。二酸化炭素 CO2 といった分子でも、ファンデルワールス力によって多数の分子が集まると固体になります。
ファンデルワールス力が働く原因は、瞬間的に生じる電荷の偏り と捉えてよいです。電気的に中性な分子内でも