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モル計算④【質量と体積】

モルの計算の基本は、大きく分けて3つです。

①  物質量を質量にかえる。

②  物質量を体積にかえる。

③  物質量を個数にかえる。

  次に、計算のやり方は2通りです。物質量から他にかえるときは「×(かける)」、他から物質量にもどすときは「÷(わる)」です。今回は「質量gから物質量molを経由して、体積Lにかえる」をやってみましょう。 

Point

 質量gを分子量でわると物質量molがでます。物質量molに22.4をかけると、体積Lが求まります。

 

問題 CO2 88gの体積Lを求めよ。

解答 88÷44=2.0〔mol〕 2.0×22.4=44.8〔L〕

解説
 
44はCO2の分子量。原子量C=12 O=16

CO2⇒C+O×2=12+16×2=44

気体1molは22.4L。

  

問題 CH4 48gの体積Lを求めよ。

解答 48÷16=3.0〔mol〕 3.0×22.4=67.2〔L〕

解説 

16はCH4の分子量。原子量C=12 H=1.0 
CH4⇒C+H×4=12+1.0×4=16

気体1molは22.4L。

 

Point

 体積Lを22.4でわると物質量molがでます。物質量molに分子量をかけると、質量gが求まります。

 

問題 O2 11.2L の質量gを求めよ。

解答 11.2÷22.4=0.500〔mol〕 0.500×32=16〔g〕

解説 

気体1molは22.4L。

32はO2の分子量。原子量O=16

O2⇒O×2=16×2=32

 

問題 NH3 44.8Lの質量gを求めよ。

解答 44.8÷22.4=2.00〔mol〕 2.00×17=34〔g〕

解説 

気体1molは22.4L。

17はNH3の分子量。原子量N=14 H=1.0

NH3⇒N+H×3=14+1.0×3=17

 

まとめ

・質量gから物質量molを経て、体積Lにかえる。

・体積Lから物質量molを経て、質量gにかえる。

 

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