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水の変わっているところ
水は、分子間に水素結合が働いています。水素結合があるため、固体の氷ではすき間の多い立体構造をとります。そのため、水は氷になると体積が増えます。体積が増えたため、密度が大きくなります。だから、氷は水に浮くのです。
一般に、多くの物質では、液体より固体の方が密度が大きいです。つまり、水は例外の物質といえます。
氷を温めて融解させると、水素結合の一部が切れます。水素結合の一部が消えるとすき間の構造は
水素結合
フッ素F、酸素O、窒素Nの原子間に、水素原子が仲立ちする形で生じる結合。
水素結合は共有結合やイオン結合よりは弱いですが、ファンデルワールス力よりは強いです。
(音声解説はこちらへ
https://stand.fm/episodes/60c133fead0648975c080e1e)
14族元素の水素化合物では、メタンから順に、分子量が増加するにつれて沸点も上昇しています。これは、14族の水
ファンデルワールス力
どのような分子の間にも働く弱い引力。
(音声解説はこちらへ!
https://stand.fm/episodes/60bfe3ba3612c6393367e4e8)
高校化学では、分子間力とファンデルワールス力はほとんど同じ意味で使われることが多いです。厳密には、ファンデルワールス力や水素結合などをまとめて分子間力といいます。
ファンデルワールス力の要因には、瞬間的に生じる電荷の偏りがありま
分子の形
直線形、折れ線形、三角錐形、正四面体形などがあります。
分子内にある電子対どうしは、電気的な反発によって互いにできるだけ離れようとします。これを電子対反発則といいます。
(音声解説はこちらへ
https://stand.fm/episodes/60baa0c73612c6c2a2678674)
二重結合や三重結合のそれぞれの電子対は、まとめて1組の電子対とみなして考えてよいです。
例)メタ
電子式
電子式・・・電子配置のモデルを表したもの。
元素記号の周りに、最外殻電子を黒い点を並べます。
(音声の解説はこちら!
https://stand.fm/episodes/60b6a6a3a9cdfb7993722da3)
詳しく言うと、元素記号の上下左右に最外殻電子を分けてかきます。最外殻電子が5コ以上の時、電子対ができます。
対を作っていない電子を「不対電子」といいます。例えば、水素分子
イオンからなる物質の性質
電離・・・イオンに分かれること。
電解質・・・電離する物質。
非電解質・・・電離しない物質。
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https://stand.fm/episodes/60b558d8a9cdfb328e721455)
塩化ナトリウムはNaClは水に溶けやすく、その水溶液は電気を通します。これは、塩化ナトリウムが水溶液中でNa+ と塩化物イオンCl −に分かれます。このナトリウムイオンと塩化
イオン結合
(音声の解説はコチラへ!
https://stand.fm/episodes/60b4091055ceb513d5a47e28)
イオン結合
クーロン力、陽イオンとイオンの陰イオンの静電気的な引力による結びつきをイオン結合と呼んでいます。
静電気的な引力はクーロン力とも呼ばれます。
イオン結合でできた物質には、塩化ナトリウムNaCl、酸化カルシウムCaO、水酸化カリウムKOHなどがあります。