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電子式・・・電子配置のモデルを表したもの。

元素記号の周りに、最外殻電子を黒い点を並べます。

(音声の解説はこちら!
https://stand.fm/episodes/60b6a6a3a9cdfb7993722da3)

詳しく言うと、元素記号の上下左右に最外殻電子を分けてかきます。最外殻電子が5コ以上の時、電子対ができます。

対を作っていない電子を「不対電子」といいます。例えば、水素分子H2ができるときは、水素原子Hが持つ不対電子1コをそれぞれ出し合って、共有した電子対ができます。これを共有電子対といいます。用語をまとめると、次のようになります。

共有電子対・・・原子間で共有された電子対

非共有電子対・・・共有されない電子対

例えば、水分子H2Oをつくるときです。水素原子2コで合計不対電子が2コ、酸素原子は不対電子を2コもっています。水素原子と酸素原子の間に共有電子対が2組できます。また、もともと酸素原子は電子対を2つもっています。酸素原子と水素原子が結びついたあとも、共有されてない電子対は2つあることになります。
よって出来上がった水分子には、共有電子対は2組、非共有電子対も2組あることになります。

塩素分子Cl2についてです。塩素原子は最外殻電子が7コあります。よって、電子対は3つ、不対電子が1つあることになります。よって、塩素分子をつくったときに、共有電子対が1組、非共有電子対が6組あることになります。

最後に、メタンCH4について考えていましょう。炭素原子1つには、不対電子が4コあります、水素原子には不対電子が1コあり、今4つあります。CとHを組み合わせると、共有電子対が4組できることになります。


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