休職中のおとも*ぐりぐりかきなぐりノート
うつ病(双極性障害Ⅱ型?)で休職している、中学校教員のわたし。
どうせならこの闘病生活の日常や考えたことを書き残しておこうと思い立ち、
ダイソーで無地のリングノートを買いました。
ノートのタイトルは
「ぐりぐり かきなぐりノート」
です☺️
高校3年生で大学受験勉強をしていたとき、
情報科の先生に「ノートにぐりぐり書き殴ろうね」と言われたのがきっかけで、何かとノートを作るときにはこう名付けてしまうのです。
ノートの一番最初のページには、決意も込めてこう書きました。
2018年当時 病んでいたわたしから、うつ病になった今のわたしへのメッセージ
もうきれいに生きるのやめるために、
自分に正直に生きれるようになるために、
このノートに出会ったんだと思うから。
きれいごととか一切いいから、
ムカついたらムカついていいし、
自分すごいって思ったら、思っていいんだよ。
思えるようになるために、練習しよう。
書いて、書いて、書きまくって、自分を好きになる。
「これ、みんなにどう思われるんだろう…」って考える前に、このノートを思い出せるように。
思い出して、「これが自分だ!悪かったな!」って思ってふっきれるように。
〜ルール〜
ボールペンでぐりぐり書くこと!
書きたいときに書くこと!
素直に書くこと!
2018年。
わたしは大学を卒業し、アルバイトでなんとか食い繋いでいた時期でした。
大学4年生の時、所属していた部活の仕事に追われ、就活も教員採用試験の勉強もろくにできず、内定ももらえずに卒業する羽目になったからです。
部活の仕事は外部と関わるかなり重いもので、誰もやりたい人はいませんでした。もちろんわたしもやりたくないと思っていました。
けれど話し合いの末、私がやることになりました。
任された最初は純粋に、みんなの役に立てるように、みんなから「ありがとう」をもらえるようにと頑張っていました。
けれど仕事が忙しすぎてどんどん病んでいく私をみて、同期の部員はみんな「大丈夫?」と声をかけるようになりました。
仕事関係の外部の人たちからは、「仕事はできて当たり前」と捉えられてしまって、「ありがとう」なんてもらえるわけもありません。
仕事がきちんとできていないと怒られたり叩かれたりしました。
涙が出ました。
何のためにやってるんだろうって…
その時、悟ったのです。
「他の人のため」を理由に、自分を犠牲にしてはいけないこと。
何か物事をはじめるならちゃんと、自分自身がやりたいと思ってやらないと後悔するんだということ。
そのためには、ちゃんと自分の声を聞いてあげなきゃいけないということ。
そして、この世のすべては「当たり前」なんかじゃないこと。
「当たり前」の裏には、たくさんの人の努力や、苦労や、つらさや、やさしさがあること。
それに気づけた人が、心から「ありがとう」を言えるんだということ。
わたしはそんな人になりたい。
そして、もし学校の先生になれたなら、わたしと出会った子どもたちには当たり前に縛られてほしくない、当たり前の裏側に気づける存在になってほしいと思いました。
そんなこんなで、未来が見えなくなって、自分の気持ちもわからずズブズブと病んでしまったとき、パッとノートが目について…
さっきの文章とルールを1ページ目にボールペンで書き、初代「ぐりぐりかきなぐりノート」を作ったのでした。
わたしは自分を見失いそうになった時、このノートを開いては読み返して、何度も何度も助けられました。
今回うつ病になり、ぐりぐりかきなぐりノートを作るのは人生で2回目です。
自分の声を聞いて、自分を大事にする練習を日々しています。
また自分を見失いそうになった時、このノートに助けられる時が来るかもしれません😌
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