見出し画像

「縄跳びリーダーさん!」運動会3〜4年生の表現種目

こんばんは。中山 楓です。

今月は運動会シーズンということで、教員時代の運動会エピソードを書いていっています。

前回は、可愛い可愛い1年生の「しっちゃかめっちゃ徒競走」について書いてみましたので、よかったらそちらも読んでみてください。


1番注力する、表現種目!!

私が以前勤めていた小学校の運動会では、
①全校種目 ②合同種目 ③学年種目
の3種類がありました。

それぞれどんなものかと言いますと、

①全校種目
名前の通り、1〜6年生の全児童で取り組む種目のことです。
毎年その年の児童会委員のメンバーが、先生たちと一緒に競技を考えて行います。

合同種目
2学年にわたって行う種目です。
1〜2年生、3〜4年生、5〜6年生で行い、競技や演舞などを行います。

学年種目
1学年で取り組む種目です。
前回も紹介した徒競走がこれにあたります。

どの種目も夏休み明けから練習をしていきますが、中でも時間をかけて練習していくのが②の合同種目で、演舞などの「表現種目」には1番注力していきます。

なぜなら、表現種目は曲に合わせて振りを覚えたり、隊形移動を入れたりと覚えることが多いからです(*゚∀゚*)
技を披露するタイミングもあるため、技能の練習も必要になってきます。


たくさんレベルアップ!!

中学年の3〜4年生は、毎年「民謡演舞」と「縄跳び表現」を交互に行っていきます。

2年に1回は縄跳びのタイミングが来るので、この期間中に子どもたちが一気に成長していきます。

まず成長していくのが、体力面!
夏休み明けすぐの、灼熱の中で練習をしていきます。
もちろん熱中症には気をつけながら行っていますが、確実に子どもたちの体力アップにはつながっていきます。

リズム感もアップ!
縄跳びは上半身と下半身がバラバラの動きをするため、リズム感がとても大事になってきます。
曲のタイミングにも合わせて跳んでいくため、さらに一層リズム感に磨きがかかっていきます。

以前、なわとびの可能性について書いてみていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

そして、1番成長を感じるのが協調生です!
4年生くらいになると、縄跳びが得意という子が出てきますので、そういった子をクラスでリーダーにしていました。

リーダーさんたちには、
①クラスのみんながレベルアップするようにお助けしてあげること。
②みんなのお手本となること。

を伝えていました。

リーダーさんたちには、まず最初にみんなのお手本となれるように事前に振り付けを指導し、覚えてきてもらっていました。
そして、私が全体指導でクラスに振りを教えていくときには、リーダーさんたちは自由に動いて良しとし、個々で困っている友達がいたらサポートに入るといった流れをつくっていました。

リーダーさんたちは、どうやったら友達ができるようになるかを考えながら伝え、
クラスメイトたちも、少しでもできるようになろうと真剣に取り組んでいました。

ときには、リーダーさんたちが強い言い方をしてクラスからクレームが上がってきたり、
反対に全然やる気を見せないクラスメイトにリーダーさんたちから怒りの報告が来たりもしました。笑

ですが、教員が教えるよりも友達同士で教え合うという状況の方が、はるかにモチベーションが高いため、間に入りながらも上手くバランスを取っていました。

個人的には、そのぶつかり合いも「可愛いな~」と思いながら、双方の話を聞いていました。笑

運動会の練習を通して、友達を思いやること、応援し合うことを感じてもらえたらいいなと思い、私自身も全力で指導にあたっていました。


いかがだったでしょうか。

次回は、合同種目の中でも1番難易度が高かった「組体操」のことについて書いていきたいと思います。
※コロナ前での出来事です。

では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?