見出し画像

人生フラフラロンドン日記 ~Week 23~

ロンドンに来てから23週間が経過。7月もいよいよ後半、皆さんいかがお過ごしでしょうか。イギリスではボリスが辞めたりしています。人柄だけで見れば、その自信にしか溢れていない言動と姿には憧れたり。そういえば最近新聞を読んでないことに気づきました。ロンドンの地下鉄は電波が入らないから、駅で毎日無料で配られている新聞を読んでいたんですけど、今は電車に全く乗らない生活をしているので自然と読む機会を無くしてました。英語もちゃんと読まねば…。

夏フェスも色々始まりますね。僕の一番好きなUKバンド、The 1975は日本のサマソニで活動を再開。そのライブが今までの形式のラストライブで、これからは全く新しいセットでライブをやるそうです。毎回見逃しているけど、僕はいつになったら観られるのか…。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

熱波が来ました。アナウンサーの表情ジワジワくる。

東京でも経験したことのない40℃、風は強いけど全部熱風で笑ってしまった。何だかサウナの中を歩いているような気持ちだった。20時になっても35度ぐらいあるのおかしいだろ。でも何となくジメっと暑い日本の夏に似ていた。基本的にロンドンは涼しいので。足りないのはセミの泣き声ぐらいか。

帰り道、近所のスーパーに寄ると冷蔵商品が死んでいた。何事かと思ったけど、熱波が来た時には割とよくある話らしい。もったいないので私にくださいと言いたくなってしまう。それにしてもスーパーはキンキンに冷えているのに何故冷蔵が死んでいるのか気になる。昼間は止まってたのかな? 

家の冷蔵庫も死んでいた。牛乳がヨーグルト状のゲルになっていて焦りました。フルーチェみたいにプルプルしていたのを見て泣く泣く廃棄。夜も蒸し暑くて寝られたもんじゃない。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

熱波の期間、何していたかというと図書館に避難していた。図書館はエアコンが寒いぐらい効いている。個人的にロンドンで一番寒い公共施設だと思う。次はバービカン。そんなこんなで久しぶりに大英図書館に来た。

ロンドンに来たばかりの2月、家探しやビデオ通話をするためのWi-Fiを求めてしょっちゅうここに来ていた。だからか、入り口を通り抜けるたびに初心を思い出せる気がする。あの時はポール・マッカートニー展をやっていた。家探しが終わったらちゃんと展示を見ようと決めていたのに、家探しが終われば図書館に来ることも少なくなって、気付いたら展示も終わってしまった。グラストンベリーで生のポールを観られたけど少し後悔している。生活はこんな「手に入れる」と「失う」の連続だと思った。

急に下のフロアで楽器の音が何事かと思えば、Kraftwerkのカール・バルトスがトークショーで大英図書館に来ていた。元メンバーとはいえ、意図せずレジェンドにうっかり会えてしまうのはイギリスならではだなと思う。演奏していたのはKraftwerkのパンアレンジアルバムを出しているEBONY STEEL BAND。スティールパンはいいですね、南国気分(熱波)。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

土曜日はHackneyにVisions Festival。Hackneyの5会場を使ったサーキットイベントで、何とサーキット最初の演目はドッグショー。めちゃくちゃ観たかったのにダラダラしてしまって観れませんでした…Hackney遠い…。遠いと何だか面倒になる病直したい。ドッグショーがあるサーキットはいいな。

そんなこんなで遅れて到着。ライブハウスはもちろん、教会や古着屋の二階だったりと会場が様々で面白かった。しかし問題点はどの会場もエアコンがなかったこと。マジで暑すぎる。熱気(物理)でした。少なくとも気温が30度いかない日で本当に良かった。

メインの大トリは今年のはじめにメインボーカルが抜けてしまったBlack Country, New Road。脱退もあってか、今は既存曲をやらずに新曲だけでライブを回している。まだ音源化されていないのにファンが有志で歌詞を聞き取って歌詞サイトに載せていたり、ライブ映像をアップロードされまくっている姿を見るとその人気はすごい。というかこっちのファンの熱狂具合には驚かされるばかりです。フジロックで来日予定だけど上手くいくといいな。フジで観る予定の人は是非とも。

脱退したアイザックも観に来ていた。元気そうで何より。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今はどうしようもできないことにずっと頭を悩ませている。朝になればそのことばかり考えて、夜になると後悔ばかりして眠れなくなる。要するに自分はアホなんです。いつも後悔ばかりを引きずって、自分を否定して責めることが一番楽だからそうするけど、その度に悲しい気持ちになってを繰り返している。でもそれしかやり方が分からないから仕方がない。だからそんな自分のことをもっと盲信していようと思います。きっぱり色々なことを断ち切って新しいものを探そうとしていたけど、それはそれで無理していることに気づいた。どうせ痛い目を見るのなら今じゃなくてもいい。

かれこれもうすぐ半年近くロンドンにいることになるわけだけど、何か胸を張って言えることなんか何もない。要するにまだ何も成し遂げられていないし、そんな奴が何も求めちゃいけないわけです。甘えていないで、もっと無理していきましょう。エーザイ。もっと素敵な人になれるはず。イギリス生活はまだまだ続く。

初めて市場でゴーヤを見かけた。チャンプル食べたい。


この記事が参加している募集

#夏の思い出

26,566件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?