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3月:人生初ナイロビ生活。全てに正解はない。焦らず、1歩1歩、少しずつ。

気がつけばケニアに来て1ヶ月が経っていました。自身のためにも、この1ヶ月を簡単に振り返ります。(※あくまで個人の感想です。)
私が所属するAxcel Africaとして3月に実施したことは、こちらをご覧いただければイメージ掴んでいただけると思います。


【仕事編】実施したこと

大きく2つ、「組織全体」と「事業開発」に分けて振り返ります。アウトカムの部分はこれから見ていく部分になるので、まずは純粋に実施したこと、という切り口で整理します。

1. 組織全体に関わる部分

事業開発マネージャーというポジションで3月にジョインしましたが、こちらに来てみて、まずは組織の土台を固める必要があると感じ、この1ヶ月8割のリソースを費やしました。代表の横山さんとたくさん議論をさせてもらい、まずは下記に取り組みました。

A)2024年の組織全体KGI・KPI決めと個人KPIへの落とし込み

10年、5年、3年、1年先の組織としてのありたい姿を議論しながら、バックキャストで2024年のKGI、KPIを決めました。
現在、主に3つの事業軸(コンサルティング、研修、コミュニティ)があり、今後自社での事業開発もどんどん広げていく予定です。

限られた人・時間の中で、複数の事業ポートフォリオがあるため、組織全体のKGI、KPIから3つのカテゴリ(1)マーケティング、2)セールス、3)バックオフィス)に落とし込み、最終的に1人1人のKPIに紐づけられるよう設計しました。今後は四半期ごとに振り返りをして、KGIの達成に向けてチーム一丸となって取り組みます。

B)人事評価制度の土台づくり

それぞれのポジションに求められるレベル感をクリアにし、評価の基準を決め、達成度を数値化して評価に紐付ける設計にしました。1人1人が複数のKPIを設定し、四半期ごとに振り返り、年に数回評価を実施し、達成度に応じて目に見える還元がされるような仕組みです。
全員が各自のKPIとその進捗度合いを見れるようにし、成果を出した人が評価される体制にしていきます。外部要因でKPIの軌道修正が必要になることもあるため、その辺りは1on1を定期的に入れて、擦り合わせをします。

小さな組織で、かつ現在はモノやサービスを販売しているわけではないため、「人」が非常に重要です。1人1人の可能性を最大限に広げ、活躍の場を提供する、アウトカムに応じてきちんと還元する。公平性を担保しながら、1人1人が納得感を持って前向きに取り組めるよう、仕組み自体もどんどん改善していきます。
それぞれの強み・弱み、人生のビジョン、この組織でやり遂げたいことは様々です。せっかく共感して集まったメンバーなので、組織全体のKGIと個人の想いをうまく擦り合わせながら、個性豊かなメンバー1人1人が自主的に前向きに楽しく取り組めるようにしていきたいです。

また、働く雰囲気や環境も非常に重要です。心理的安全性が担保された中で、お互いにリスペクトしながら業務に取り組めるよう、今回改めてHR Managerと一緒にAxcel Wayというハンドブックを作成しました。まずは動きながらより良い組織づくりに向けて皆で取り組んでいきます。

ハンドブックの説明 by HR Manager

C) タスクの「見える化」

複数事業が同時進行で動き、1人1人がマルチタスクとなっているため、今、誰が何をしていて、どこでスタックしているのか、どんな課題があるか、等が見えにくくなっています。
チームで動くことがほとんどのため、うまく連携しながら進めるためにも、1人1人のタスクの見える化が重要です。
まずは業務開始にその日のTODO、業務終了後にできたこと、できなかったことを簡単に共有する体制を作りました。そして、各事業・プロジェクトごとにチーム内でPMにheads upする仕組みにしました。
これは非常に難しく、管理側と現場側双方にとって一番良い方法をまだ見つけられていません。「報告すること」自体が目的になってしまうと本末転倒です。どのようなタスク管理の方法が良いのか、メンバーからの提案もあるので、皆で試行錯誤しより良い方法を見つけていきます。

最初から上手くいくはずもないので、まずはPDCAを回しながら、組織に一番合うやり方を模索していきたいです。
そして、1人で仕事はできません。チームで仕事をしていく上で、特に異文化の中では信頼関係が最重要だと、改めてこの1ヶ月で痛感しました。
まずは自己開示をする、1人1人の為人を知る。相手の意見をまずは受け入れて、その上で、でもこういう理由でこの方が良くない?と、コツコツ対話を重ねながら、少しずつ構築していきたいです。

チームMTGの一コマ

2. 事業開発の部分〜まずは半径1mから種まき〜

正直、この1ヶ月で新しい事業につながる動きを十分にできたか、と問われれば、できませんでした。ただ、個人的には人と人との繋がりで事業は生まれると感じているので、これまでご縁を頂いた方に近況報告したり、実際にカジュアルにお話をさせていただいたり、とにかく「発信すること」に重きを置きました。
4月は、リソースの6割を事業開発に費やすことを目標にします。
様々なフィールドに出て、自身でもインプットしながら、引き続きアンテナを張り続け、実際に動いていきます。

【生活編】意識したこと

大きく2つ、「視野を広げること」と「自己管理をちゃんとすること」を意識しました。

1. 視野を広げる

体力が許す限り、人に会って、新しい場所に行って、色々と体験しました。Glovoという宅配サービスを使ってみて、ドライバーのおっちゃんは一体いくら稼いでいるんだろうと想像したり、実際にスーパーやローカル店に行ってみて、繁盛店は何が違うんだろうと妄想したり。その度に新たな発見や、面白いな、そうなるの!?と思うことがたくさんありました。せっかくナイロビにいるので、もっともっとここで生きている色々な人と触れ合い、凝り固まった自分の価値観を壊して、視野を広げたいです。

2.自己管理をする

仕事の前に人間としての「健康」が何より重要なため、1日3食の食事と最低6時間の睡眠はなるべく取るようにしました。そして可能な限り自炊を心がけました。(私の場合は、上手い下手は置いておいて、自炊すると自分の体を労る時間を持てている気がして自己肯定に繋がります。)
性格上、すぐに結果を出さなければと焦ってしまったり、最初から完璧にしなければとなりやすい(そして空回りして)、自分で自分を追い詰める癖があるので、自身のアラートに気づけるようになったのは、去年と比べて少し成長できたかもしれません。
やばい、と思ったら1人の時間を作り、好きなことをして、好きなものを食べる。周りの人に話を聞いてもらい、助けてもらいながら少しずつガス抜きを意識的にできるようになっている気がします。
また、治安の観点から、移動がほとんどUberで運動不足になりがちなため、ずっとやりたかったピラティスに通い始めました。自律神経になんとなくいい気がしてリフレッシュになっています。

少し高いが新鮮な野菜が買えるスーパー。様々な野菜を見るだけでリフレッシュになります。

この1ヶ月、力不足を痛感して悔しく情けなくなることが山ほどありました。イライラしてしまって勝手にネガティブゾーンに突入することもありました。
4月は、できたこと、1つ1つの積み重ねになるべく意識を向けます。
色々な人に助けてもらい挑戦できている今に感謝して、もう少し肩の力を抜いて、その瞬間瞬間をポレポレで楽しんでいきます。
最後までお読みいただきありがとうございました