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起業女子フェスタを終えて 〜十人十色のストーリーから見えたもの〜

タイトルにつけておいて何ですが…「起業」と聞くと、思わず身構えてしまいませんか?

今回、「起業女子フェスタ2022秋」イベントを開催させていただくにあたり、興味を持ってもらえそうだな、きっと何か気づきやヒントを得てくれそうだな、そう思う周囲の友人・知人に実際、声をかけても、

無理無理…
いやぁ…ちょっと…
という反応が多く返ってきました。

うんうん、分かります。

そこで今日は、先日開催した当イベントにて、登壇いただいた6名の女性起業家たちが語ってくれた「オモイ」を「カタチ」にするストーリーや、メッセージをお伝えします。

きっと、あなたの中にある「起業」というものに対するイメージが変わるんじゃないかな、と思います。
高い壁、厚い壁だと思っていたけど、越えられる/打ち破れるかもしれない!と思えるはずです。

あなたはどんなことに夢中ですか?
あなたにとって大事なものはなんですか?

まずは、そうやってシンプルに考えてみるところからスタートする、ということでいいんだな。
それが、イベントを終えて、自分の中で深く腹落ちした答えでした。



このイベントは、まさに自分自身が抱えていた「オモイ」がきっかけになりました。

私は、去年の秋に、それまで勤めていた会社を辞め、独立をしたんです。
「イキイキと働く人を増やしたい!自分がその支援者になりたい!」
そんな思いから、それまで培ってきた、キャリアコンサルティングやコーチングを活かして、サービス提供をスタートしました。

でも…
実際は、うまく軌道に乗せていくことができなかったんですね。

そこから紆余曲折あって、今は、ある会社で正社員として週4日働きながら、残りの3日は、個人で、キャリアコンサルティングやコーチング、人事コンサルなどの活動をしています。

そのような働き方や挑戦を、とても応援してくれる土壌の会社で、本当に感謝しかないです。

ですが、やはり。
一度目指した道に対する未練を、まだ捨てきれていないのも事実です。


そんな私のように、オモイをカタチにする挑戦をしたい、という人もいれば、女性特有のライフイベント(結婚・出産・育児・介護etc…)を迎え、
もしかしたらやむなく、やりたいことを諦めたり手放したり、我慢したり…
または、挑戦したいことや、やりたいことまではなくても、今の状態には何となくしっくりきてない…という方。

そういう状況にいる方に、ぜひ何かをヒントを掴んでいただけるような機会を提供できたらと、バカ熱い思いを語っていたところ。

今通っているビジネス塾の塾長から後押しをしていただき、起業を軌道に乗せられている方を集め、イベントという形で彼女たちのお話を聞かせてもらおう!という運びになりました。

【登壇いただいた6名の起業家の皆さま】


自ら道を切り拓いてきた、起業家さんのお話は、胸に迫る言葉、目から鱗の言葉がたくさんありました。

すべてはお伝えできませんが、今日は、そのうち、共通してお話しされていたことや、読んでいただいた方のヒントになりそうなこと、3つにポイントを絞ってご紹介させていただきます。

①目線を変える
②ストーリーはなくてもいい
③人生マルっと捉える

具体的にお伝えしていきますね。


①目線を変える

まず、皆さんに共通しているな、と感じたのが「徹底した他者目線」を持ち合わせている、ということです。
彼女たちは、そもそも自他に対して、「失敗」という捉え方をしないんですね。

そうではなく、「では(相手のために)何を工夫する?」「(相手は)どうしたらうまくいく?」と思考するんです。

根底にあるのは「相手が心から望んでいるもの、欲していることは何だろう?」と相手目線で考え抜いていることです。


独立した際に、なかなか軌道に乗せられず、
「集客が…」とか
「売上が…」ということばかりを考えていた私は、そうか、その思考は、他者目線ではなく、自分に矢印が向いていたんだな、と。
ボディーブローを食らったような心地でした。

起業家さんの中には、過去にお辛い体験、経験をされている方もいました。
でも、その苦しみを克服されたプロセス、得たものを、今度は他者へ伝えていく側、サポートする側へ立とうと決意され、それが起業のきっかけになった、というお話をされていました。

苦い経験さえも、誰かにとっての価値になる。
この言葉も、本当に心に響くものがありました。


②ストーリーはなくてもいい

起業するとなると、ビジョンやストーリーが大切なのでは?
そう思ってしまいそうですが、「必ずしも、そうじゃない」のだそうです。

聞いた瞬間、思わず「え??」っと反応してしまいました。

ただ自分が相手に提供できることを、純粋に全力でお届けすること。
苦しいことがあっても、仕事は苦しいことも織り込み済み。
そこから逃げない。投げ出さない。やり切る。
そうやって積み重ねていくことで、いつかそれが、ビジネスになっていき、磨かれて、うまくいくようになるのだ、と。

お話を聞きながら、「ほぉぉぉ〜」と、膝を打ってしまいました。

原動力になる何か。
説得材料になる何か。
それらは、人に語るときに美談になる。
でも、必ずしもそれはマスト要件ではないんですね。

準備万端整った状態でスタートする必要なんてない。
何も最初から、ドデカイ山を登ろうと目指さなくてもいい。
まずは自分ができるところから一歩ずつ着々と。
そうやって筋肉が養われ、高い山の登り方のコツをつかむことで、
チャンスをものにしていけるのだと。

実際にそうしてきた彼女たちの言葉の説得力に、深く納得できました。


③人生をマルっと捉える

先述した通り、女性はいろいろなライフイベントが訪れます。
描いていた通りの道筋ではいかなくなることもあるかと思います。
今回の起業家さんの中にも、そのような状況に置かれた方々いました。

その方は、
ビジネスと、プライベートのイベントを分けて考える必要はないよ」とのことで。

分けて考えようとするから、バランスが取れない、という感覚になってしまうのだ、と。
そうではなく、このタイミングで、これが訪れた。それが私の人生。
誰かとの比較、そんな風に考えなくていいよ、と。

また、
「全部を一人でやり切ろうとするから辛く感じることもあるんじゃないかな?親や、周囲の人。そういう人たちに存分に頼ろう。甘えよう。
猫の手をたくさん借りまくろう!」と。

この言葉も、目から鱗でした。

責任感が強い方。
頑張り屋の方。
完璧にやり遂げたい方。
そういう人こそ、一人で全てを背負い込んでしまうものですよね。

その精神は素晴らしい!
でも。
ぜひ、「助けてほしいよ」「力を貸してほしいよ」「今の状況をわかってほしいよ」と、周囲に伝えてみることって大切なんだな、と。
そこから変わっていくことってあるんだろうな、と。
この言葉を聞き、感じました。


自分の中には、取り立てて「コレ」というものなんてないよ。
自分より、うまくできる人、先にやっている人がいるよ。
そんな風に思う必要はないのだと思います。

うまくいったことも、そうじゃなかったことも。
自分が経験してきたこと。
それらは、誰かにとっての価値へと転換していけるリソースになるのだな、と思いました。


好きなこと、夢中なこと、伝えたいこと、
そこを見つめてみるところから是非してみてください。
きっと、考えているうちにワクワクしてくるものが湧いてきたら。
それが、第一歩目に繋がる種になるはずですよ。
そしたら次に、それを小さくても、無償でも、とにかくやってみることです。

私も頑張ります。
ぜひ、一緒に頑張りましょう!


【information】
次回のフェスタは、2023年2月に開催予定です。
興味をお持ちくださった方や、今後の情報をご希望の方は、ぜひ、以下のLINEからご登録をお願いします。

ご登録いただけますと、その先、Facebookグループページへ飛びます。
イベントの登壇者それぞれのアーカイブ動画視聴や、今後のやり取りなども行なっていただけますので、ぜひご参加くださいね。


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