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【カドイカさんのひらけば夏休みフェア2024】対象作品一覧③「ホラーの扉!」&「名作の扉!」

角川文庫の夏フェアが今年もスタートしました!
テーマは「カドイカさんのひらけば夏休みフェア2024」です。

本ページでは、フェア対象作品の中からゾクゾクが止まらない「ホラー小説」&一度は読んでおきたい「名作」をご紹介!
今年の夏は、まずは1冊、本をひらいてみませんか?

★各作品の情報および書影は、全国の書店にて配布中の「カドイカさんのひらけば夏休みフェア2024」小冊子より転載しております(すべて2024年6月現在の情報です)。
電子書籍版の小冊子(ダウンロード無料)もご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


■ ホラーの扉!

辻村深月『闇祓』

あの転校生が来てから、おかしくなった――。日常に潜む闇を描いた著者初の本格ホラーミステリ長編!

「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」転校生・かなめに、親切に接するみお。だが要は彼女に不審な態度で迫る。唐突に「今日、家に行ってもいい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり。要に恐怖を覚えた澪は憧れのかんばら先輩に助けを求めるのだが……。身近にある名前を持たない悪意が増殖し迫ってくる。恐くて引き返せない一気読みエンタテインメント!

定価968円(10%税込) 
ISBN978-4-04-114732-0

宮部みゆき『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』

怖くて愛おしいあやかしたちがたっぷり登場! 宮部みゆきのライフワーク。

江戸は神田の袋物屋「三島屋」は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、かつての聞き手であるおちかの出産に備え、百物語を一時休止とすることを決めた。休止前最後の語り手が語ったのは、かつて村を襲った「ひとでなし」にまつわる恐ろしい話だった。

定価1056円(10%税込) 
ISBN978-4-04-114632-3

宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始』

江戸のふしぎ話は怖くて切なくて、どこか温かい。

17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに他人に心を閉ざした。叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでふさぎ込む日々をやり過ごしている。しかし三島屋を訪れる人々のふしぎ話が、おちかの心を解きほぐしてゆく――。

定価792円(10%税込)
ISBN978-4-04-100281-0

芦花公園『極楽に至る忌門』(角川ホラー文庫)

因習にとらわれた閉鎖的な村で起きる戦慄の怪異とは?

帰省する友人に付き添い、四国の山奥にある村を訪れた隼人。「頷き仏を近づけた」という祖母の言葉を聞いた途端、様子がおかしくなった友人は謎の失踪を遂げる。やがて、隼人にも悪夢が襲いかかり――。連綿と伝わる儀式、わらべ歌、3つの捧げ物。土地に染み込んだ因縁と恐怖を描く。

定価880円(10%税込)
ISBN978-4-04-114325-4

内藤 了『FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』(角川ホラー文庫)

すべてを失った女性刑事が奮闘する新シリーズ第1弾!

被疑者を自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。異動先の「特捜地域潜入班」は、組織のはみ出し者が集められた新設部署だった……。「ヤマヒト様」伝承が存在する村落で発生した「児童連続神隠し事件」を追い、清花たちは潜入捜査を開始する!

定価792円(10%税込)
ISBN978-4-04-112601-1

小野不由美『ゴーストハント1 旧校舎怪談』

小野不由美の初期の長編ミステリ&ホラーシリーズ!

取り壊そうとすると必ず祟りがあると噂される木造の旧校舎。高校1年生の麻衣はひょんなことから、怪異現象の調査に訪れた「渋谷サイキックリサーチ/ SPR」所長・ナル(美少年!)の手伝いをすることに。怪事件に霊能者たちが立ち向かうシリーズ第1弾。

定価792円(10%税込)
ISBN978-4-04-108200-3

辻村深月『きのうの影踏み』

“大切な誰か”を思い出す、怖くて、優しい、絆の物語。

小学校のころに流行った嫌いな人を消せるおまじない。それは都市伝説のはずだったのに、なっちゃんは消え……(「十円参り」)。日常に忍び寄る少しの違和感から魂の救済、背筋の凍る恐怖譚まで、著者の怖くて好きなものをたっぷり詰め込んだ多彩な1冊。

定価616円(10%税込)
ISBN978-4-04-106992-9

中野京子『怖い絵』

見れば見るほど「怖さ」が来る。大ヒットシリーズの第1弾!

残酷、非情で甘美…… 名画の裏に隠された“怖さ”の存在。ラ・トゥールの『いかさま師』、ドガの『エトワール』など、20点余の世界的名画の怖い魅力に浸ることができる絵画の新しい鑑賞法を案内。大ヒットシリーズのはじまりは、この1冊から!

定価748円(10%税込)
ISBN978-4-04-100912-3


■ 名作の扉!

芥川龍之介『蜘蛛の糸・地獄変』

ニッポンの古典は、こんなにも過激だった!

地獄の池で蜘蛛の糸につかまって自分だけ助か
ろうとする罪人・かんの運命に心が痛い「蜘蛛の糸」。芸術のためならすべてを犠牲にする絵師が信じがたい決断をする「地獄変」。古典文学を題材にした短編を得手とする芥川龍之介の大正7年に書かれた名作8編を収録。

定価356円(10%税込)
ISBN978-4-04-103314-2

夏目漱石『こゝろ』

恋という罪悪を犯した私は、死ぬまで許されなかった。

鎌倉の海岸で出会った謎めいた「先生」。奇妙な友情で結ばれた先生から私に届いた遺書には、彼の過去が綴られていた。のちに先生の妻となった下宿先のお嬢さんをめぐる親友Kとの秘密とは。死に至る過程とエゴイズム、世代意識を扱った、今なお読み継がれる漱石文学の絶頂をなす作品。

定価396円(10%税込)
ISBN978-4-04-100120-2

宮沢賢治『注文の多い料理店』

温かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた傑作童話集。

「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」。2人の男が空腹のまま山奥をあるいていると、「西洋料理店 山猫軒」と書かれた一軒家を発見する。一安心した2人は店の注文に従って奥に進んでいくが……。神秘に満ちた9つの物語からなる童話集。

定価484円(10%税込)
ISBN978-4-04-104001-0

梶井基次郎『檸檬』

色あせない、瑞々しい文体。心が晴れやかになっていく。

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。ある日檸檬を買った私は、香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬1つを置いてくる――。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作ほか、「城のある町にて」「雪後」など計14篇。

定価440円(10%税込)
ISBN978-4-04-100838-6

オイゲン・ヘリゲル 訳・解説=魚住孝至『新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想』(角川ソフィア文庫)

「悩むな。己を捨てよ──」無心を説く不朽の名著。

日本で弓道を学んだドイツ人哲学者が、「自我を捨て、心を無にして的を射よ」と語る師と出会い、あらゆる道に通底する禅の奥義を感得する。武道や芸道にとどまらず、生き方や経営の指南書として世界中に愛読者のいる名著を、平易な新訳と解説でひもとく。

定価880円(10%税込)
ISBN978-4-04-400001-1


■ 対象作品一覧ページまとめ



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