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わらべな唄のよに|詩


「わらべな唄のよに」

雲のごとく流れるせせらぎ
水石に弾ける笑い声が陽にとける

いつの日だったか
つぶらな手から放たれた笹舟は
小石に挟まれ行き場を失くしていた

こんなはずじゃ無かったと
おの子はしゃがんで喉を潰す

あぶくたった煮え立った
煮えたかどうだか解りもせずに
ただ時を待つ、
その背中は静かなる雨のなかにて

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