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古酒|詩


古酒くーす

去りゆく背中に魂が添い寝する

ほんの少しの諦めと
確かにあった君への想いと
明日を夢みた誰かの声と
忘れてしまった昨日のゆびきり

時計のなかに閉じ込められた
涙のいろをした強めの島酒
また 今夜も
君は、
僕を酔わせてはくれなかった

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