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イラッとした文化の違いを振り返ってみた【後編】

前回の続きです。

前回はこちら↓


④商品のパッケージが開けにくい

今までは”人”に対してでしたが、”モノ”に対してもありました。例えば商品の袋やパッケージ。プラスチックで包まれているようなお菓子とか文房具とか。あれが酷い。

まず”あけくち”がない。どっから開けたらいいかよくわからない。そして硬すぎる。ホントめちゃくちゃ硬い。大の男が血管浮かせながら全力で開けようとしても開かない袋もある。

ハサミかカッターでぶった斬るしかないんですよね。それが当たり前になっちゃえば別に問題ないんですが、日本だとそんな必要なくないですか?

非力な女性でも子供でもカンタンに手で開けられる仕様になってる。

だから「なんなんだこの配慮のない国は!!」なーんてプンプンしてました。

逆に言うと、こういうちょっとしたところで、世界に誇る日本の凄さを垣間見えたりもします。

商品パッケージの開けやすさ一つとっても日本の技術と、思いやりと、工夫が溢れてる。

あれ、俺はなんでアメリカに来てしまったんだろう。涙が出てきた。


⑤コインランドリー通い

僕が日常で最も嫌いなルーティンが洗濯でした。

洗濯機って、普通家にありますよね? 日本だと超、超、超当たり前ですよね?

素晴らしいことに、アメリカにはないんです。どうやら洗濯機は旅に出てしまったようです。さすがは自由の国。洗濯機の居場所まで自由だと。

じゃあどこにあるかというと、コインランドリーにあります。

実はアメリカでは言い方が違いまして、コインランドリーとのことは”Laundromat”(ランドロマット)と言います。ランドリーは洗濯そのものの意味です。

アメリカではエリアにもよりますが、洗濯はランドリーに通うのが主流です。特に都心部は多いです。建物が古く、アパートやマンション住まいの人が多いので。(田舎の州など建物が比較的新しく、一軒家だと近年は付いてることもよくあります。)

当時住んでたエリアは全米の中では都心部だったので、みんなランドリー通いでした。ちょっと広めのいいマンションでも、やっとマンションの地下に数台あったりする程度です。そこも競争が激しく壊れかけてたりするので、結局ランドリーに通うことになったりします。

週1度サンタクロースかってくらいでっかい風呂敷みたいな袋を担いでランドリーにいくのが日課でした。洗濯機は25セントしか入らないから、両替して、そしてウォッシュに30分、ドライに40分くらい。終わったら最後畳んで風呂敷に入れてまたサンタクロース。Door to doorで1時間半とかかかる。

ちなみに、洗濯の後外に干す習慣はありません。洗濯機とセットになってるドライヤーを使います。アメリカの機械はムダにパワーだけはあるのでドライヤーはいつもアッツアツです。アッツアツな分めっちゃ縮んで服がピッチピチです。

この日課が馬鹿らしくて大嫌いでした。テック最先端、超大国アメリカの限りなく都心部に近いエリアでなんだこの昭和世界はと思いました。

NFTだのAIだのの前にまず洗濯機だろと。


文化の違いによる不満の現実

長くなっちゃいましたが、ぱっと覚えていることだけ列記してみました。またネタになりそうなことを思い出したら取り上げたいと思います。

当時若かったのもあるかもしれませんが、基本僕は性格に難があるので文化の違いにいちいちイラッとしていました。「アメリカ人ってホントバカばっかだな!」といつも思ってました。今思えば、バカなのは自分でした。ごめんなさい。

文化の違いにイライラするってことは、自分の理解力と知識と英語力不足の裏返しでもあります。

不本意ではありますが、それが現実。

他国文化を理解する姿勢と正しいコミュニケーション力と語学力を身に着けていたら、なんの問題もない話。

何が言いたいのかというと、田舎住まいで家に洗濯機があって僕は今幸せです。


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