見出し画像

ぬか漬けを食べて酪酸菌を摂る

「腸活」という言葉を聞くようになってから久しい。

これまで腸活というと、善玉菌と呼ばれる乳酸菌やビフィズス菌を摂取し、腸内環境を整えていくのが主流であった。しかし最近は、食物繊維を発酵・分解して「酪酸らくさん」を作る酪酸菌が話題だ。

酪酸は短鎖脂肪酸の一種で、腸内を弱酸性にすることで悪玉菌の発育を抑制し、善玉菌が住みやすい腸内環境を作る。さらに大腸の主なエネルギー源となり、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を高める。

大腸が正常に機能していくためには酪酸は必要不可欠なのだ。

私は、過去に大腸ポリープが発見され、大腸炎と診断されて以来、酪酸菌を意識するようになった。(今は問題ない)

腸内で酪酸菌を育てるためには水溶性食物繊維が重要だが、それ以前に腸内に酪酸菌が少ない場合は外から摂り入れる必要がある。

摂取方法の一つは薬・サプリから。ミヤリサン製薬の強ミヤリサン錠が有名だが、海外で買うのは難しいため、日本に帰るたびにまとめ買いする。今はツルハドラッグのPB。強ミヤリサン錠と同じ宮入菌(酪酸菌)が入っている。

画像8


食品から摂る方法もあるが、乳酸菌やビフィズス菌の様にヨーグルトや納豆からは摂れない。ぬか漬けか臭豆腐である。日本人ならぬか漬け一択だろう。

我が家でも毎日ぬか漬けを食べる。
ぬかは日系スーパーで買えたが、苦労したのが容器。適切な大きさのホーロー容器が見つからず、チャイナタウンでこれを買った。多分、中国の薬膳スープ等に使われる甕。

画像1

画像2

上の蓋を外せば冷蔵庫にも入れられる。

画像3

画像4

アボガドとパプリカをぬか漬け中。
日本酒のほか、白ワインでもOK。

画像5

こちらは毎日食べる定番。

画像6


年初からのダイエットの成果もあるが、最近はここ20年でもっとも体調がよい。


酪酸菌は大腸ガン抑制、長寿、ダイエットとの関係について指摘されているほか、Wikipediaにはこんな記述も。

新型コロナ感染との関連も指摘されている。腸内細菌叢の崩壊が重症化へのリスクを増加させることが指摘されている。特に酪酸菌の消失が大きなカギであることが明らかになっている。従って酪酸菌を増やす食材を積極的に摂取し、腸内細菌叢を酪酸菌優位にしておけば新型コロナに感染しにくいか、または重症化しにくいと考えられる。

※真偽のほどは自己責任でご判断


つる・るるるさんにお誘いいただいて「ぬか漬け部」に入ったので、普及記事を書きました。

画像7


励みになります。 大抵は悪ふざけに使います。