異語り 170 爆弾低気圧
コトガタリ 170 バクダンテイキアツ
50代 女性
祖父から聞いた話
祖父がまだ小さかった頃、冬はとても厳しい時代だったそうです。
家のあちこちから隙間風が入ってくるし、暖房も薪か石炭でした。
かまどや七輪が一般的な調理道具で、風呂も薪で沸かしていました。
皆が集まる居間だけはどうにか暖かくしていたようですが、とにかく家中どこもかしこも寒かったと言っていました。
テレビなんて近所でも見たことはありません。
ラジオも雑音が多くあまりつけていなかったそうです。
けれど、台