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考えていること

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建築を通して考えていること
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仕事の仕方が変わったとき

仕事の仕方が変わったとき

ある時期から仕事の取り組み方が大きく変わったように思います。それはお客様と直接1対1で話ができるようになった時からです。

入社2年目位の時より自分で現場を担当させてもらい、お客様と直接、打ち合わせできるようになり、仕事に対する考え方というのが変わってきました。目の前の相手が何を欲しているのかを中心にして考えれるようになってきたためです。

建築の現場管理の仕事は現場で設計の担当者とお客様、職方の

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建築模型に向き合う

建築模型に向き合う

模型の中で「植栽は植えた木の高さまでの範囲を建築として考えていることになる。だから、模型にはきちんと植栽を入れた方が良い」

以前、課題の担当の先生に言われたことです。「植栽」というのは模型つくりのなかで最終段階に模型に植える木などの「植物」を指します。

模型つくり住宅ですと縮尺1/100や1/50、1/30というサイズで模型をつくることが多いです。各部分の納まりを決めるときは1/2や実物の1/

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時間のなかの建築

時間のなかの建築

建築の外壁には凹凸があります。時の経過によってこの凹凸に埃がたまり、風雨にさらされることによって建築が「風化」します。

特に窓まわりの入り隅になっているところや給気や換気の出入口についている部材(ベンドキャップという)の下部は雨水が下がりやすく「しみ」になりやすい箇所です。

コンクリート造の場合ですと屋上などのコンクリート手すり(パラペットという)の天端は雨水が外壁に流れないように内側に勾配が

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