【タイ移住日記2023/07/17-18】平日はアイネクライネとともに
ツイッターを見ているとジブリの新作『君たちはどう生きるか』の話題で持ち切りだ。賛否が分かれているという。メディアの見出しをみるとそりゃそうだろうといつも思う。私の日記なんかほとんどの人が否に回るだろうが、ありがたくもずっと読んでくれている妻や昔からの知り合いもいる。こんな変人を応援してくれるなんてありがたい。なんでも賛否あるものだ。
金曜日からそのジブリの新作を早く見に行きたくてうずうずしているのだ。ジブリは金曜ロードショーでほぼ制覇した派で映画館ではおばあちゃんにポニョを見に連れて行ってもらっただけなのだが、今回は2つひきつけられる理由がある。
一つは宮崎駿監督が吉野源三郎氏の著作で同タイトルの「君たちはどう生きるか」からタイトルのみ取り、内容は完全オリジナルということだ。私は吉野源三郎氏の本を読んだのだが、同じタイトルにするぐらいだからそれだけ宮崎駿監督の意志のようなものが感じられる作品になっているのだろう。数々の作品を作ってきてそのたびに引退するといいつつやはり作品を作り続けるのにはやはり表現したい何かがあるからなのだろう。「まだお金稼ぎたい」とは絶対思っていないはずだ。それが何なのかをとても楽しみにしている。
もう一つの理由が公開当日にようやく発表された主題歌だ。タイに来る直前、日本テレビ系列のTHE MUSIC DAYをぼんやり見ていたのだが、その時の鈴木敏夫プロデューサーのインタビューが流れ、なぜかわからないが米津玄師氏の名前がよく出てくるので、これはたまたま鈴木プロデューサーがめちゃめちゃ米津玄師にハマってしまったか、それとも映画の主題歌にでもなったんだなと思っていたら大正解。『地球儀』という楽曲をあらたに書き下ろしたそう。私は荷物の制限がある中、タイに米津グッズを持ってくるほど、妻と共に米津玄師ファンで(付き合った頃に私が誘い込んだのだが)、コロナ後たまたま2回連続ライブにあたり(コロナで中止になったHYPEツアーも当たっていた)、この前も神戸で参戦してきた。こんなに当たるのはもうタイで何か良くないことが起こるんじゃないかとさえ思えてくるのだが、CDの初回限定盤を淡々と買い続けているのを運営側(神様)がしっかり見てくれているのだろう。と思っておく。ちなみに今度の『地球儀』のCDも予約して実家に届くようにしてある。次帰省した時にじっくり聞いて付録も読み込んでタイに持ってこよう。これを推し活というのかわからないが私は静かにずっと応援しています。
一方、妻はライブでいつも米津さんに手でハートを作り念を送り続けていた。やばいファンだと思われないだろうか。それとも米津さんはスターにハートを送り続けている妻の横にいる旦那に同情してくれているのだろうか。こんな妻はさておき米津さんファンは年齢層も雰囲気も多様でみんなに愛されているんだなあと思う。ライブグッズのガチャで同じものが当たると交換会がそのあたりでポツポツ行われているのだが、子供からおばちゃんまでそこでわいわい楽しく交換している。すごくその空間が平和で好きだ。アイドルグループの同担拒否のような排外的な感じが苦手なので米津さんファンになったのかもしれない。この前の神戸では隣の席ですごくおとなしそうな男の子が一人で来ていて目を輝かせながら聞いていた。そしてゴーゴー幽霊船、LOSERなど少し古めの楽曲になるとより一層目を輝かせていて私は米津さんの歌を聴きながらその瞳を見入ってしまった。米津さんのライブは本当に美しい。
私はタイに来てからは夕方の飯の時間以外はほとんど家にこもりっきりなのだが、ものを書いているときはだいたいYouTubeで米津さんの曲を流しっぱなしにしている。仕事辞めて私何してるんだろう、と思っているときにLOSERを聴くと、いいんだ、これでいいと思え、コツコツとできることをやろう、目の前の文章に向きあおうと思える。お金稼げなくても(
稼げたらうれしい)少しでも楽しんで読んでくれる人がいたらいいやと思い、日記を書いています。
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