結婚や子供を言い訳にすんな。

妻は洋服が大好きだ。妻の部屋には洋服が溢れいてる。エベレストぐらい服が積んである。酸素が薄く感じる。一度に着れる服は１着なのに、その全部の服を着るには死ぬまでかかっても着れないんじゃないのってぐらいあるんだ。もう店やれば？レベル。店名はエベレスト、な。

そんな妻は洋服が好きすぎて好きすぎて、自分で服を作りたいらしい。
だから学校に行く！！！って言い出したのが２年前。
2017年、秋。そこから２年間、毎週日曜日は学生になる妻。

週末父子家庭の誕生。
誕生日おめでとう、と言いたい。
だが、その生活が今日、終わる。
卒業なのだ。

学校の卒業は
同時に僕と息子、娘の3人体制の日曜日もまた、卒業を意味する。
思えばこの2年間、最初こそめちゃくちゃ大変だったものの、最近は妻がいない方が子供達も「自分がしっかりせな！ワイ、頑張るで！」という意識が芽生えるのかなんなのか、変な連帯感があったように思う。
日曜戦隊、父子レンジャー。
息子は４歳から６歳に、娘は１歳から３歳になった。
息子は保育園から小学生になったし、娘はオムツとおっぱいを卒業してモリモリ肉を食う肉食女子にもなった。

ありがたいことに実家が近いので毎週のように実家に疎開していたんだけど、それでも、3人で公園に行くと年齢の離れた兄妹の相手を1人でするのは大変だとわかったし、3人で近所のスーパーにアテもなく買い物に出かけるのはとっても幸せな時間だったし、夏はプールを庭に出して沢山遊んだり。
何だかんだ僕はこの日曜日の3人の時間が好きだった。

とっっても好きな時間。
英語でいうとLOVE。
わかるかなーこのLOVEの時間。

周りの人にこの日曜戦隊の話をすると必ず「大変だねぇ！！！」「パパ偉いねぇ！！！」「凄いねぇ！！！」という言葉を耳にタコができるぐらい言われた。
もうね、100万回ぐらい言われたよ。
その度に僕は得意の笑顔で「全然そんなことないですよ〜オホホホホ！！！」と笑っていたのだけど。

でもね、本当に実際にやってみると「そんな大変じゃないよ」って感じなんだよね。慣れだよ、慣れ。人間の適応能力は凄いね。慣れ。
別に偉いとも思わない。

その言葉の前提には「結婚したんだから、子供を相手に任せて自分のやりたいことを優先すべきではない」ってゆう価値観があるのかなーとか思うんだよね。二人の子供なんだから。家族なんだから。別に偉くねーだろって。私は思います、はい。

結婚してるとかしてないとか関係なく、
やりたいならやればいいと思うんだよね。
チャレンジしたいことがあるなら。
人生一回だよ？明日死ぬかもしれないよ？

結婚相手や他の誰かに迷惑がかかるのはわかる。
でも他人に迷惑をかけていかないと生きていけないのが人間なんだから。
そこはもう「すみませーーん！！！ペコリー」謝ったらいいやん。
もうそれでOK。
迷惑って何だよ、と。
こっちはその迷惑すら楽しんでやるよ、と。それぐらいの器でね。
器のでかさ、つるとんたんで。

自分と結婚したからとか、子供がいるからってゆうそんな理由で自分の夢や目標を諦めて欲しくないしね。
子供からしてもたまったもんじゃないよ。
「僕（私）はあなたがいたから夢を諦めたのよ。やりたいことも我慢したのよ」って感じでさ。子供だって、親が生き生きして自分のやりたいことやってる方が嬉しいと思うよ。

「でも。現実問題、難しいよ」

はいはい。わかってますよ。そんなこと言われるのは。
でも、できない理由を探すよりできる方法を探せよ。
できる方法を考えろよ。考え尽くしたのかよ。探し尽くしたのかよ。

そうゆうことだよ。