見出し画像

世界を動かす巨人たち~読む本に困ったら見よ~

この記事は池上彰さんの著書「世界を動かす巨人たち」で紹介されたけいえいしゃ、創業者についてまとめたものです。ぜひご覧あれ~~。


 ジャックマー

 ジャック・マー(Jack Ma)は、中国の実業家であり、アリババグループの創業者でした。彼は1964年9月10日に中国浙江省杭州市で生まれました。ジャック・マーは非常に成功した実業家であり、アリババグループを設立し、中国や世界で最も影響力のあるビジネスリーダーの一人として知られています。

マーは1999年にアリババを設立し、同社はオンライン取引プラットフォームを提供する巨大な企業へと成長しました。彼のビジョンとリーダーシップにより、アリババは電子商取引だけでなく、クラウドコンピューティング、決済システム、デジタルメディア、エンターテイメント、AIなどの分野にも展開しています。

ジャック・マーは、彼のビジョンや起業家精神、リーダーシップにより、中国のインターネット産業の成長を推進し、国際的な注目を集めました。彼のカリスマ性やイノベーションへの取り組みが、多くの人々に影響を与え、中国のテクノロジー産業の発展に大きな貢献をしました。

ただし、2020年代に入ってから、ジャック・マーは中国政府との関係で一部の問題に直面し、公の場から姿を消すことが多くなりました。このことが一部報道で取りざたされ、彼の事業に関する動向が注目されています。



ルパートマードック

 ルパート・マードック(Rupert Murdoch)は、オーストラリア出身のメディアビジネスの巨頭であり、ニューズ・コーポレーション(News Corporation)および21世紀フォックス(21st Century Fox)の創業者でした。

彼は1931年3月11日にオーストラリアのメルボルンで生まれ、1950年代後半から1960年代初頭にかけて、自家所有の新聞を拡大することで成功を収めました。1979年にアメリカのテレビネットワークである20th Century Foxを買収し、その後、ニューズ・コーポレーションを設立しました。

マードックはメディアエンパイアを築き上げ、20世紀から21世紀にかけてテレビ、新聞、出版物、映画などの幅広いメディアプラットフォームを所有し、影響力を持ちました。彼の企業グループはFOXニュース、ウォールストリートジャーナル、ニューヨークポスト、ハーパーコリンズなどの有名なメディアを含んでいました。

その後、マードックはメディアエンパイアを組織し直し、2013年に21世紀フォックスとニューズ・コーポレーションを分離することを決定しました。2019年にディズニーに21世紀フォックスの大部分を売却し、メディア業界から一線を退くことになりました。

マードックはメディア業界での彼のリーダーシップ、影響力、そして時には批判を受ける姿勢で知られています。彼の経歴と影響力は、現代のメディア業界における重要な要素の一つです。



ウォーレン・バフェット


ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、アメリカ合衆国の投資家、実業家であり、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOとして知られています。彼は投資の巨匠として世界的に有名であり、資産運用や価値投資の分野でその才能と洞察力を発揮しています。
バフェットは1930年8月30日にネブラスカ州オマハで生まれ、若い頃から投資に関心を持ち、株式投資のスキルを磨いてきました。彼はバークシャー・ハサウェイを率いながら、その会社を持株会社として発展させ、さまざまな企業の株式を取得してきました。
バフェットの投資戦略は、企業の価値を評価し、長期的な視点で良質な企業の株式を買い続けることに基づいています。彼の価値投資の哲学は、多くの投資家やビジネス界の人々に影響を与え、彼自身も「オラクル・オブ・オマハ」として知られるようになりました。
バフェットはまた、慈善活動でも知られており、自身の財産の多くをビル・ゲイツとともに立ち上げた「ザ・ギビング・プレッジ」などの慈善団体に寄付しています。
彼の洞察力、長期的な投資哲学、そして賢明なビジネス判断により、ウォーレン・バフェットは世界で最も成功した投資家の一人とされています。彼の投資スタイルや意見は、多くの投資家やビジネス界の人々に大きな影響を与えています。



ビルゲイツ

 ビル・ゲイツ(Bill Gates)は、アメリカ合衆国の起業家、ソフトウェア開発者、慈善活動家であり、マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者として最もよく知られています。
1955年10月28日にワシントン州シアトルで生まれたゲイツは、ハーバード大学に在籍していた頃にパソコンのプログラミングに熱中し、後にポール・アレンと共にマイクロソフトを創業しました。マイクロソフトは、彼らのビジョンとイノベーションによって、個人用コンピュータのオペレーティングシステムであるMS-DOSやWindowsを開発し、急速に成長しました。
ゲイツはマイクロソフトのCEOとして多くの年月を過ごし、ソフトウェア業界におけるリーダーシップで大きな成功を収めました。彼の経営手腕とビジネス戦略は、テクノロジー業界に革新をもたらし、パソコンの普及を促進しました。
その後、ゲイツはマイクロソフトのCEOを退任し、慈善活動に重点を置くようになりました。2000年にビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)を設立し、世界中の貧困削減、健康増進、教育の支援など、さまざまなグローバルな課題に取り組んでいます。
ゲイツは長年にわたりテクノロジー業界や慈善活動界で影響力のある存在として知られ、世界中で彼のリーダーシップ、イノベーション、慈善活動に対する影響力が認められています。



ジェフベゾス

 ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)は、アメリカ合衆国の実業家であり、Amazon(アマゾン)の創業者でした。彼は1964年1月12日にニューメキシコ州で生まれました。

1994年にインターネット上の書籍販売事業としてAmazonを創業しました。Amazonは最初はオンライン書籍販売業から始まりましたが、その後急速に拡大し、電子商取引の巨大企業へと成長しました。Amazonは商品のオンライン販売を中心に据えつつ、クラウドコンピューティング、デジタルストリーミング、人工知能、物流など、多岐にわたる分野に事業を拡大しました。

ベゾスはAmazonのCEOとして会社を長年率い、世界最大のオンライン小売業者およびクラウドサービスプロバイダーに育て上げました。彼のビジョン、革新性、そして長期的な視点は、Amazonを世界的な成功へと導きました。

また、ベゾスは航空宇宙企業のブルーオリジン(Blue Origin)も設立し、宇宙旅行の推進や宇宙産業への進出を目指しています。

2021年にはAmazonのCEOを退任し、その後は慈善活動や宇宙開発に重点を置いています。彼は長年にわたり、ビジネス界での影響力や革新性、そして個人資産の多寡から世界的な注目を集めています。



ドナルドトランプ

 
ドナルド・トランプ(Donald Trump)は、アメリカ合衆国の政治家、実業家であり、2017年から2021年まで第45代アメリカ合衆国大統領を務めました。彼は1946年6月14日にニューヨークで生まれました。
トランプはニューヨークの不動産開発業者として初めて名を馳せ、自身の不動産会社であるトランプ・オーガニゼーションを築きました。彼は高級ホテルやゴルフコース、カジノなどの不動産プロジェクトを手がけ、時に成功を収めましたが、一部の事業は経済的な挫折も経験しました。
政治への関与は過去にもありましたが、2016年に共和党の大統領候補として選挙に出馬し、当選しました。トランプの大統領任期は、彼の施策や姿勢が多くの論争を引き起こしました。彼の政策は、国内外の問題や経済政策、移民問題、貿易政策など多岐にわたりました。
また、トランプ大統領の任期中には複数の議論を呼ぶ決定や物議を醸す発言があり、政治的な分裂や論争を引き起こしました。
2020年の大統領選挙では、ジョー・バイデンに敗れ、2021年1月に大統領職を退任しました。トランプ氏は政界やメディアでその存在感を維持し続けており、その影響力や意見は今も広く注目されています。



マーク・ザッカーバーグ

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)は、アメリカ合衆国の実業家であり、Facebook(フェイスブック)の創業者兼CEOとして知られています。彼は1984年5月14日にニューヨーク州で生まれました。
ザッカーバーグはハーバード大学在学中に、大学内の学生向けのソーシャルネットワーキングサイト「Thefacebook」(後のFacebook)を創設しました。このプラットフォームは大学のキャンパス内で始まりましたが、後に世界中のユーザーを持つソーシャルメディアの巨大なプラットフォームへと成長しました。
Facebookは、友人とのつながりや情報共有を中心に据えたソーシャルネットワークとして知られており、その後もInstagramやWhatsAppなどのサービスを買収し、多角化を図っています。
ザッカーバーグは長年にわたりFacebookのCEOを務め、同社を大きな成功へと導きました。彼のビジョン、イノベーション、そしてソーシャルメディアの発展におけるリーダーシップは、テクノロジー業界で広く認められています。
一方で、Facebookはプライバシーやデータ保護、情報操作などの問題でしばしば批判を受けており、ザッカーバーグはその対処や社会的責任についての議論の的となっています。
ザッカーバーグは技術の発展やソーシャルメディアの進化において重要な役割を果たし、その影響力は今もなお広範囲に及んでいます。



ラリーペイジとセルゲイミハイロビッチブリン

 ラリー・ペイジ(Larry Page)は、アメリカ合衆国のコンピュータサイエンティスト、実業家であり、Googleの共同創業者の一人です。彼は1973年3月26日にミシガン州イーストランシングで生まれました。
ラリー・ペイジは、スタンフォード大学の博士課程在学中にセルゲイ・ブリンとともにGoogleを創業しました。Googleは検索エンジンとして始まりましたが、後に検索エンジン以外にも多岐にわたるインターネット関連のサービスや製品を提供する多国籍企業であるAlphabet Inc.の主要な子会社として成長しました。
Googleは、ウェブ検索、オンライン広告、クラウドコンピューティング、モバイルテクノロジー、人工知能などの分野で世界的なリーダーとしての地位を確立しました。ペイジはGoogleのCEOを務め、会社の成長と革新に重要な役割を果たしました。
彼は技術の発展やイノベーションにおいて卓越した才能を示し、Googleの創業者としての功績は、現代のテクノロジー産業における重要な業績の一つです。その後、Alphabet Inc.のCEOを退任しましたが、技術への情熱やイノベーションへの取り組みは今も続いています。

 セルゲイ・ミハイロヴィチ・ブリン(Sergey Mikhaylovich Brin)は、アメリカ合衆国の実業家、コンピュータサイエンティストであり、Googleの共同創業者の一人です。彼は1973年8月21日にソビエト連邦(現在のロシア)のモスクワで生まれました。

ブリンはスタンフォード大学の博士課程在学中に、ラリー・ペイジとともにGoogleを創業しました。Googleはウェブ検索エンジンとして始まりましたが、その後様々なインターネット関連サービスや製品を提供する大規模な企業グループであるAlphabet Inc.の主要な子会社として成長しました。

Googleは、ウェブ検索、オンライン広告、クラウドコンピューティング、モバイルテクノロジー、人工知能などの分野で世界的なリーダーとなりました。ブリンはGoogleの技術戦略や製品開発において重要な役割を果たし、会社の成長に大きく貢献しました。

ブリンはGoogleの共同設立者として、テクノロジーの発展やイノベーションにおける功績で広く称賛されています。また、彼は慈善活動やテクノロジーの社会的責任にも積極的に関与しています。


コーク兄弟

 コーク兄弟(Koch brothers)とは、アメリカ合衆国の実業家であり、政治的・慈善的な活動で有名なチャールズ・コッホ(Charles Koch)とデビッド・コッホ(David Koch)の兄弟のことを指します。
彼らはアメリカの巨大な多角的企業である「コッホ・インダストリーズ」(Koch Industries)の共同所有者でした。コッホ・インダストリーズは石油、化学製品、エネルギー、フィナンシャル・コングロマリットなどの幅広い分野で事業を展開しており、アメリカの最も大きな民間企業の一つです。
彼らの影響力は単なるビジネス上のものにとどまらず、政治的な影響力も持ち、保守派や自由主義の価値観を推進するために資金提供を行ってきました。彼らは、保守系の政治的な団体や政治家、政策研究機関への寄付を通じて、アメリカの政治に影響を与えてきました。
また、コッホ兄弟は慈善活動にも積極的に関与しており、教育、医療、芸術、環境保護など、さまざまな分野において寄付や支援を行ってきました。
2019年にデビッド・コッホ氏が亡くなり、チャールズ・コッホ氏が一人でコッホ・インダストリーズの経営に携わっています。彼らのビジネス、政治的影響力、および慈善活動は、アメリカの社会において大きな注目を集めています。



他にもおすすめ本を紹介しているのでぜひどうぞ~~。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?