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日本在住の私が海外在住者向けコミュニティを作った理由

私はイタリアに住む日本人を対象にしたコミュニティを運営しています。
私自身は現在日本に住んでいます。

🇮🇹


私は以前、海外と日本をいったりきたりする生活を送っていました。
2015年からはずっと日本に住んでいます。

ここ数年は海外に行けなくなった期間が続いていましたし、
しかも自分が妊娠・出産を経たこともあり、
全く海外には行っておりません。

私は20代の頃、イタリアのフィレンツェとミラノに滞在していました。
そこでの生活は私の人生のターニングポイントとなり、
価値観がガラッと変わったのです。

「イタリアと繋がっていたい」

日本に帰国してもその気持ちが強かったため、
私はイタリアに関するコミュニティを立ち上げました。

コミュニティ立ち上げが、
誰にどのような影響を与えられるのかをまとめていきます。

この記事では、
「自分も何かのコミュニティを作ってみたい!」

と思っている方の背中をポンっと押せたら良いなと思います。


コミュニティを持つメリット


私は「イタリアに住む日本人(女性対象)」が集う場所と提供しています。

特に異国に住む上では、同郷の存在は大きいものです。
もちろん日本人と関わることを嫌がる方もいるでしょう。
(地域によっては多数の日本人が住んでいる場所もあります。)

無理に現地の日本人会などに属さなくても良いのです。
しかし同郷の人間が集まる場所と繋がることは、
何かの時の心の助けになります。

私のコミュニティは、
イタリア各地に住んでいる日本人を対象にしています。

自身が住んでいるエリア以外の日本人と繋がれるのは
利点があると思うのです。
情報交換もできますし、鬱陶しいしがらみもありません。

好きな時に、好きなメンバーと、
心地よい交流できるのが一番良いと思うのです。
それは国内外関係ない不動なポイントだと思います。


ビジネスに繋げる


人が集まるということは、何かが生まれる可能性があります。
私はイタリアと日本を繋ぐビジネスマッチングを行なっています。
最初はメンバー同士の交流をメインにしていましたが、
ビジネスを展開できるようになりました。

私が日本側で獲得した仕事をメンバーにお願いすることが多々あります。
現地と直接的なつながりを希望されるクライアントには、
私を介してメンバーをご紹介したりもしています。

メンバーと私は、オンライン交流会や個人間の
メッセージでコミュニケーションを取っています。

すると、メンバーの色々な特徴が見えてくるのです。
彼女たちが持つポテンシャルや現地の人脈は、
日本とイタリアをつなげるビジネスをする上で、
クライアントは非常に高い期待を持ちます。

このコミュニティを作るにあたり、
最初から「ここをビジネスで活用できたらな」と考えてはいました。
しかし当初は具体的な道筋は考えられていなかったのです。

「とりあえず作ってみる。人を増やしてみる。
そこからできることを探していく。」

一見遠回りなようですが、ゆっくりと方向性を設定できたのでよかったのではないかと思っています。
もちろん参加ご希望の方には事前に
「このコミュニティは将来的に日本とのビジネスにつなげる予定なので、
ご興味のある方だけ入ってください」とお伝えしていました。

この例以外にも、メンバー間でビジネス依頼をしたり、
メンバーが集まって事業やプロジェクトを行うということもできますね。

様々な人が集まるとお金を生み出せる可能性が広がります。


人数は無理に増やさなくて良い


発足当初は「早く参加者が100人〜200人まで到達しますように!」
と願っていました。
でも人数はそんなに重要ではないことがわかりました。

一時期は70名ほど集まったことがありました。
しかし使用していたFacebookグループが
うまく動かなくなるトラブルが起きました。
結果的に新しいグループを作成し、
メンバー達にわざわざ引っ越しいただくという事態になってしまいました。

個別メッセージを送ってひとりひとりに声をかけていましたが、
結局半分ほどのメンバーを失いました。

困った事態でしたが、結果的にそれでよかったのです。
日頃から私とのコミュニケーションが充分に取れているメンバーは、
すんなりと新しいグループに移動してくれました。

そうです。
意図せずとも結果的に「アクティブユーザーの比率が上がった」のです。

私はできる限りSNSやLINEなどでコミュニケーションを
取るようにしています。
機会があれば、一時帰国中のメンバーと日本で直接会うこともあります。
そうやって人間関係を自分なりに構築してきました。

人数が多くなると、自然とひとりひとりとの
心の距離が離れていきますし、管理も難しくなってきます。

「何気ない会話でメンバーの近況を知る」ということはとても重要です。
それが自分一人でできる範囲を超えないようにしないと、
自分とメンバーとの信頼関係が崩れてしまい、
結果的にメンバーへの仕事依頼の機会が減ってしまいます。

(私の願いとしては、もっとメンバー間で自然に仕事が発生するような仕組み作りができたらいいなと思っています。)

とにかく、始めは人数を集めるところから
スタートさせないといけませんが、闇雲に増やす必要はないのです。

最後に

私はコミュニティに属することはとても良いことだと思っています。

自分の家族や友人以外に関われる、
いわゆる「サードプレイス(第三の場所)」
を持つことができるのが大きなメリットの一つです。

このサードプレイスは一つだけではなく、複数持っていて良いのです。
「家族の中の自分」や「友人グループでの自分」とは
別のキャラクターでいられますし、バックグラウンドも関係ありません。

自分がリーダーになり、目的を持った人が集まれる場所を提供し、
メンバーがメリットを感じて楽しんでくれる。
至らない点は多々ありますが、そういう場所を提供できていることは、
自分にとってとても喜ばしいことです。

私自身も複数のコミュニティに所属しています。

・起業を志す人が集う場所
・女性の生き方を考える人が集う場所

特にこの2つのコミュニティには精神的にとても助けられています。

妻として、母として、娘として、という枠とは別に、
「私」という完全なる個人として生きることができる環境
は、私には重要なことなのです。
それは、おそらく他の方々も同じだと思っています。

あなたもそういった場所を何かの形で作ってみませんか?
きっと誰かの役に立つはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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