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「小さきものの詩」

名はあれど
この広い世界の中では
それは知らるることもなく
無数の中の一粒(ひとり)
けれども
一粒にも想いありて
言葉は心より溢るる
束の間に
ただ消え去っていくものでも
確かにそれは
嗚呼せめてと瞬きながら
瞼の裏に、その光を残さん


【詩集】「十六夜書簡」つきの より

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