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徳永有美さんからマイプロジェクトアワード出場予定の高校生へのアツいエール 探究学習塾ナミカゼ#Special

日付(所要時間):2023年1月14日(計2.5時間)
場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ
学年(人数):1~2学年有志(計9名)
概要:探究学習塾ナミカゼ スペシャル
講師:徳永有美さん他
コーディネーター:加藤・成宮・三浦・渡邊他

探究学習塾ナミカゼでは、通常回(”ふかぼる回”、”ゆさぶる回”)とは異なる”スペシャル回”を実施しました!

前回のスペシャル回(徳永さん✕若新さんとの対談回※)に続き、今回も特別ゲストとしてフリーアナウンサーの徳永有美さんとチームの皆様にお越しいただき、全国高校生マイプロジェクトアワード宮城県サミットの直前スペシャル回を実施しました。

ナミカゼ生も多くエントリーしている、高校生の学びの祭典「全国高校生マイプロジェクトアワード2022」の地域Summit(宮城県)まで約1ヶ月間を切りました(2023年2月5日開催)。

※前回の徳永さん✕若新さんの対談の内容は、本記事末尾のリンクよりご参照ください。

”My記録”を書き留めておくこと

今日の回をはじめるにあたって、徳永さんご自身が、参加する高校生と同じころからそして現在に至るまで続けている”習慣”についてお話いただきました。

それは、自分の感情や行動の記録をノートに書き留めるというもの。例えば、好きや嫌いといった感情、出会った本の一節、美術館の半券、ふと感じた違和感などなど…

きっとそのMy記録にには、その時の自分をたしかに表しているものであり、なにかの理由があるはず。ただ自分を見返すためのノートでも、必ずや見返してみると自分自身の財産になるでしょう。そして、人生に波が立っていくかもしれない。

そんな熱いメッセージをその場にいる高校生に語っていただきました。(外は凍てつく寒さですが)会場の空気はポカポカと温まってきたところで、いよいよ、高校生プレゼン&ブラッシュアップ回のスタートです!

世代間の壁をぶっ壊せ_高校生こうだい


2022年10月に開催された気仙沼マイプロジェクトアワードでは、マイプロジェクトを通して最も学び成長したと思われる「市長賞」を獲得した高校生こうだい。そんなこうだいが取り組むプロジェクトは、世代間の壁を取り払う”場づくり”

Idea Action Communicationの頭文字を取った”IAC”という名の高校生団体を立ち上げ、メンバーのやりたいことを実現させたり、様々なプロジェクトにも精力的に取り組んでいます。

これまでそして現在も、高校生がまちづくりに参画する”南気仙沼生活ガイドプロジェクト”や、高校生だけで屋外イベント(スケボー)や、ジオラマを使ったワークショップを開催するなど、たくさんのアクションを起こしまくっています。

半年ぶりに高校生こうだいのプレゼンを聞いた徳永さんは、この半年間のアクション量と内容に関心しきり。こうだいは、”なぜ大人と関わりたいと思うの?”という質問には、”学校の一斉事業の形態が好きではない”からと、正直な気持ちを答えていました。

徳永さんからは、”スタートアップ企業が資金集めをするときのように、自身のきっかけやモチベーション、ストーリーが聞く相手の心に刺すことができる。もう少しキャッチーに伝えるといいのでは。”とアドバイスをいただきました。

他にも”取り組んでいることは、まさにプラットフォームづくり。活動範囲が多岐に渡っていることに価値がある。”といった心強いアドバイスも。今後の彼の活躍に期待です。

あどべんちゃー気仙沼_高校生あみ

高校生あみは、宮城県気仙沼市から「ディープ」で「ローカルすぎる」情報をSNS(インスタグラム)を使って発信するプロジェクトに取り組んでいます。これまでも飲食店や観光地に自ら足を運び取材するだけでなく、市の関係機関にもインタビュー等を敢行するなど、アクション真っ盛り。

本人に一番響いたアドバイスは、”突撃インタビューの動画にチャレンジしてみたら?”というもの。アドバイスしてくださったのは、徳永さんチームの方。”レポーター風に、携帯片手に、普段どこでデートしているの?と質問したらどう?気仙沼の高校生のデートを伝えたらエモさは格段に増すはず。”

高校生あみは、”早速チャレンジしてみます!!”とのことでした。相手の心を引き出して伝える彼女の投稿から今後も目が離せません。

日本一面白い街・宮城県気仙沼市から「ディープ」で「ローカルすぎる」情報を発信する高校生あみのアカウントは↓こちらから↓

https://www.instagram.com/adventure_kesennuma/

お味噌汁を通じて”自炊率”を上げたい_高校生みあ

日本の”自炊率”の低さに問題意識を思った高校生みあは、自分の大好きなお味噌汁を様々な形で発信し、”自炊率”の向上を目指します。掲げるビジョンは、「自分や家族の食事は自分で作る社会」。ともかく、みあのお味噌汁への愛がハンパではない!?これまでもインスタグラムで自炊して作ったお味噌汁の写真を投稿したり、高校生向けの味噌作りのイベントも計画中です。

友人からは、お味噌汁を朝に2回作ろうとして遅刻しそうになった”偏愛(!?)”エピソードも暴露されていました。笑

徳永さんからは、”もっともっとプレゼンのなかでお味噌汁愛を伝えてみては”、とのアドバイス。そのなかで必要になるキーワードは、”原体験”。自分にとっての原体験は何なのか、を突き詰めていくと相手に届くマイプロジェクトになっていくはずです。

「自分や家族の食事は自分で作る社会」を目指して、おみそ汁を中心にお料理の写真を投稿するアカウント🙌↓こちらから↓

https://www.instagram.com/omiso_shiru228/

障害者のしょく_高校生りお

聴講者から最も共感を得た「共感賞」を獲得した高校生りお。自身が中学生の時に、病気を発症し、学校に行くことが困難な時期があったことをきっかけに始まったプロジェクト。今日の参加者のなかでも唯一1年生の彼女は、自身をきっかけに、世の中にたくさんいる精神的な病を抱えた人の力になりたい、という想いをこれから形にしていこうという3年計画を掲げています。

シンプルなスライドをベースに、静かなトーンで語りかける彼女。全てを語らずとも、聞いている側には、余白も含めて伝わっている。ぜひそのスタイルを貫いてほしいというアドバイスが。

そして、プロジェクトは自身だけでなく先駆者の取り組みを参考に、そして先駆者と一緒に取り組んでほしいというこれからに向けたアドバイスも。

今後の合理的配慮に着目したアクションから目が離せません。

合理的配慮・・・障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応すること

内閣府リーフレットより

人が苦しかったとき、楽しかったとき、大変だったとき、そんなときに人は何かを感じているはず。マイプロジェクトの活動を通して、ぜひ自分の気持ちに触れることが、必ずや自分の糧になる。

徳永さん!そしてチームの皆さん、気仙沼の高校生のために、今回も本当にありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願いいたします!

(文:気仙沼学びの産官学コンソーシアム 渡邊 国権)


前回の徳永さん✕若新さんの対談の内容は、下記の3つの記事をご覧ください!


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