気仙沼探究LOG

気仙沼市探究学習コーディネーターの活動日誌。4人のコーディネーターが気仙沼の中学校… もっとみる

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気仙沼市探究学習コーディネーターの活動日誌。4人のコーディネーターが気仙沼の中学校小学校を回って、探究的な学びのお手伝いをしています。|主催:気仙沼市教育委員会|運営:一般社団法人まるオフィス

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  • 探究学習塾ナミカゼ

    気仙沼市の高校生向けの探究的な学びを深める探究学習塾について

  • 中学校プロジェクト探究部

    気仙沼市の中学校プロジェクト探究部について

  • 【スライドまとめ】中学校プロジェクト探究フェスタ2022

    初開催「気仙沼市中学校プロジェクト探究フェスタ2022」にて発表&展示する中学生たちのスライド/ポスター資料をまとめました。7校のプロジェクト探究部の生徒たちが探究してきた成果をご覧ください。

最近の記事

気仙沼・内湾地区を歩こう@気仙沼中学校

総合の授業サポートの一環で、5名の中学生のまち歩きを案内人として参加しました。気仙沼中学校では、総合的な探究の時間を、今後進めていくにあたって、毎年、地域の方々を案内人としてお招きし、まち歩きを実施しています。 場所は、気仙沼中学校の学区内でもある気仙沼内湾地区を地域の案内人1~3名と中学生約4~5名を1グループとして実施しました! この記事ではスタートからゴールまでのまち歩きの様子を写真を中心に紹介していきます。 最初は、気仙沼の概要をマップを使いながら説明! 海面

    • テーマ・問いを具体化する@新月中学校・面瀬中学校

      いよいよ総合の授業が始まって、個人またはグループ探究に取り組む学校では、テーマ設定のフェーズに入っていきます。新月中学校の3年生と面瀬中学校3年生のテーマ設定の相談サポートを学校の先生と一緒に行いました。 テーマが抽象的になりすぎないように学校現場に行くと、子どもたちが探究テーマを設定する際に、スケール(規模)が大きかったり、自分自身の興味関心と結びついていなかったりする場合がよく見られます。課題が抽象的な場合が多く、先生方からもどう具体化したらよいかわからないという声をよ

      • あり?なし?なぜ? 探究学習塾ナミカゼ#2_時事ネタ対話①

        探究学習塾ナミカゼ#3を行いました。今回は「時事ネタ対話①」。 話題の時事ネタを取り上げ、そのテーマについて対話します。 報道リアリティーショー ABEMA Prime(通称:アベプラ)で6月15日に放送された「コピペの判断も必要?ChatGPT登場で暗記重視に変化?教育の未来を専門家と議論」を視聴し、教育の未来について考えました。 まずは自分で考えてみる!動画を視聴する前に、ある1つの問いをGoogleフォームで回答してもらいました。 夏休みの宿題で生成AI(ChatGP

        • AI時代に高校生が学ぶといいこと 探究学習塾ナミカゼ#2_テクノロジー回①

          今回の探究学習塾ナミカゼは、全体は第2回目、テクロノジー回全4回のうちの1回目です。 少し難易度高めのエッジの効いた回ではありましたが、たくさんの対話の機会が生まれ、テクノロジーのそして人間の未来について考える回となりました。 シンギュラリティは、2025年にやってくる2022年11月22日に公開された落合陽一さんの動画をみんなで視聴しました。同月30日にリリースされたChatGPT登場“前”の未来予測となるシンギュラリティ論が展開されている内容で注目を集めた(ている)動

        気仙沼・内湾地区を歩こう@気仙沼中学校

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          子どもたちの問いを引き出すには? 校内研修会@松岩中学校

          探究学習って楽しいと思ってもらいたい!松岩中学校より私たち気仙沼市探究コーディネーターを講師としてお招きいただき、教職員の皆様を対象とする全2回のうち1回目の教員研修を実施しました。 今回の研修におけるねらいは、こちら。 ・探究学習が求められている時代背景を、(改めて)共有 ・探究学習は「教える」ものではなく「引き出す」ものだと共有 ・生徒が取り組む学習を先生自らが体験することで生徒へのサポートのコツを考える ・探究学習を楽しみたい!と先生たちが思える Chat GPT

          子どもたちの問いを引き出すには? 校内研修会@松岩中学校

          気仙沼市探究学習支援事業とは?

          2023年度の探究学習支援事業が始動しています。この事業は、2021年度から計5年間の事業として、3年目に突入しました。 気仙沼市内にある全14校の小学校、全10校の中学校の教職員や児童・生徒を対象として、総合的な学習(探究)の時間を含む探究学習をサポートすることを大きな目的としています。 この記事では、2023年度の気仙沼市探究学習支援事業の概要をお伝えしたいと思います。(主に気仙沼市内の学校関係者の方向け) 探究学習支援事業2023の全体図気仙沼市探究学習支援事業は

          気仙沼市探究学習支援事業とは?

          目指せ探究のスペシャリスト! 探究ガイダンス@階上中学校

          探究のスペシャリストになろう!これまでも防災をテーマに、探究学習を行っている階上中学校。いよいよ2023年度の総合の時間のキックオフの日です。 学校の先生から総合の各学年のテーマが発表され、1年間の目標として”探究のスペシャリストになろう”という熱いメッセージが贈られていました。 1年:地域再発見〜「防災と海と地域」について知る〜 2年:地域課題〜「防災と海と地域」と向き合う〜 3年:地域のためにできること〜地域の一員として〜 意思をもって生きる力私たち探究学習コーディ

          目指せ探究のスペシャリスト! 探究ガイダンス@階上中学校

          自由な発想で問いを持とう 探究ガイダンス@面瀬中学校/条南中学校

          面瀬中学校と条南中学校の全学年の生徒たちを対象に2023年度の1回目の授業にあたる探究ガイダンスを実施しました。 それぞれの中学校にて実施した内容は若干異なりますが、主な項目は、以下のとおりです。 ・これまでの探究学習の振り返り ・探究学習が必要とされる時代背景 ・「AIカノジョについてどう思うか?」をテーマにした対話のワーク ・「興味・関心のあること/疑問・困っていること」から「問い」を立てるワーク ・先輩の探究活動の事例紹介 先輩の取り組みを参考にしよう気仙沼の先輩

          自由な発想で問いを持とう 探究ガイダンス@面瀬中学校/条南中学校

          探究学習塾ナミカゼ2023が始まります 探究学習塾ナミカゼ#1

          人生、ナミカゼ立てていこう気仙沼学びの産官学コンソーシアムが主催する探究学習塾ナミカゼ。23年度のプログラムがスタートしました。 スローガンは「人生、ナミカゼ立てていこう」。現時点で25名の高校生が申し込みをしてくれていました。 昨年度までは「個別相談」をメインとし、高校生それぞれの探究活動をコーディネーターがサポートしてきましたが、今回からはインプットと対話の時間をメインにプログラムをリニューアルしました。 どうする"私”初めに、コーディネーターの加藤がナミカゼ設立の思

          探究学習塾ナミカゼ2023が始まります 探究学習塾ナミカゼ#1

          探究と教科を往還する 校内研修会@唐桑小学校

          気仙沼市独自の海洋教育カリキュラム「海と生きる探究活動(以下、海探)」を実施する唐桑小学校※よりコーディネーターの加藤を講師としてお招きいただき、教職員の皆様を対象とする教員研修を実施しました。 ※海洋教育に関する教育課程特例校に認定。認定校は、市内2校(鹿折小学校、唐桑小学校)。 新年度がはじまり異動もあるなかで、新卒の先生方や「海探」に初めて取り組む先生方の探究に対する理解促進が主な目的です。これまで先生方もたくさん試行錯誤を重ねながら、本年度(2023年度)には「海探

          探究と教科を往還する 校内研修会@唐桑小学校

          なぜ?を繰り返し問う プロジェクト探究部(後期)@気仙沼中学校#2

          気仙沼中学校のプロ探部(後期)第2回を実施しました。 ↓前回の活動の様子はこちら↓ 冬休み頑張りたいこと本日のチェックインは、「最近の近況と冬休み頑張りたいこと」。 中学3年生ということで、受験勉強と大好きなスポーツを頑張りたいと話してくれました。 チェックイン後は自分のプロジェクトを進めます。 前回考えた「ネクストステップ」を実践してきたようです。 お兄ちゃんへのヒアリングと、自分で考えたストレッチの継続を報告してくれました。 一方で、やってみたものの、その後どう進

          なぜ?を繰り返し問う プロジェクト探究部(後期)@気仙沼中学校#2

          探究は終わらない 探究学習塾ナミカゼ2022#Final

          2022年7月から始まった気仙沼市営の探究学習塾ナミカゼ2022では、これまで全14回の通常回(”ふかぼる回”、”ゆさぶる回”)と、講師の方などをお招きした全4回の”スペシャル回”を実施してきました。これまで高校生と一緒に探究的な学びを深めてきましたが、ついに最終回。 今年度のナミカゼは最終回ではありますが、ある1つの区切りに過ぎません。運営の私達が伝えたかったのは、”探究は終わらない”ということ。 身近なロールモデルこのナミカゼの企画・運営には、フリーアナウンサー・AI

          探究は終わらない 探究学習塾ナミカゼ2022#Final

          WS実践! プロジェクト探究部(後期)@新月中学校#2

          新月中学校のプロ探部(後期)第2回を実施しました。 いつもはコーディネーターが考えるチェックインから活動が始まりますが、今回はプロジェクト探究部の時間を使って、生徒がワークショップを開きました。 校則について考えるワークショッププロジェクト探究部のメンバーでもあるNさんは、「校則」をテーマに探究をしています。授業ではルールメイキングに取り組んでいるNPOの方にヒアリングを行いました。 そして今回、同級生は校則についてどう感じているのだろう?と疑問を持ち、「校則について考える

          WS実践! プロジェクト探究部(後期)@新月中学校#2

          学ぶ理由を考える 探究学習塾ナミカゼ#14

          探究学習塾ナミカゼ第14回「ふかぼる回」を実施しました。 ナミカゼプログラムも残すところあと1回。今回は最後の通常回となりました。 私たちのこれからの"学び” 今回のためコンは大学のススメです。 今話題になっているChatGPTについて取り上げました。 「ChatGPTについて、聞いたことある人〜!」 手を上げる人はいません。一体、なんのことでしょう? ChatGPTとは、アメリカを拠点とするAI研究開発企業・OpenAIが開発したAIチャットボットです。 GPTは「G

          学ぶ理由を考える 探究学習塾ナミカゼ#14

          コーディネーターと対話する 探究学習塾ナミカゼ#13

          探究学習塾ナミカゼ第13回「ふかぼる回」を実施しました。記録的な寒波により、対面開催が難しく、急遽オンラインに切り替えて実施しました。 学校の探究学習の最終発表が近づいてきているなか、コーディネーターとのオンライン相談会を実施しました。 ”私のプロジェクトの対象は誰なのか”、”プロジェクトの実施の先には、どんな未来を思い描いているか”などなど、探究活動に打ち込むなかで見えづらくなってきてしまうことがあります。 抱えている課題や状態を自分から切り離して客観的に見たり、考え

          コーディネーターと対話する 探究学習塾ナミカゼ#13

          とことんやってみる プロジェクト探究部(後期)フィールドワーク@面瀬中学校

          11月21日、面瀬中学校が振替休日だったため、プロジェクト探究部のメンバーとフィールドワークを行いました。 「カモの生態」をテーマに探究している生徒と一緒に、カモを飼っている方のお宅で観察させていただきました。 生徒たちはバスを使って現地まで向かいます。 普段使わない交通機関だったため、乗り遅れるというハプニングも起こりましたが、なんとか現地にたどり着くことができました。 早速お家の方にご挨拶をして、カモとご対面。この日は小雨でしたが、カモたちは小屋ではなくお庭を元気に駆

          とことんやってみる プロジェクト探究部(後期)フィールドワーク@面瀬中学校