自分らしさを探究する_探究学習塾ナミカゼ2024 #0
探究学習塾ナミカゼの開講前スペシャル回では、グローバルなビジネスコラボレーションを促進し、イノベーションを加速させることに情熱を注ぐ連続起業家である、ウズベキスタン出身のFariza Abidova(ファリザ・アビドヴァ)さんとフリーアナウンサーの徳永 有美さんをお招きしました。
プログラムの構成は、前半が、ファリザさんと徳永有美さんとのパネルトーク、後半が、高校生の探究活動のブラッシュアップです。
ひたすらアクション
ファリザさんのキャリア観をたっぷりと話していく贅沢な時間となりました。
2016年にスタートアップであるTrusted社を立ち上げる前に、40件ほどのプロジェクトを試行錯誤しながら取り組んできました。最初に手掛けたビジネスは、貿易業でロシアを相手に柿の種を販売したことも。
これまで、ビジネスを立ち上げるために、ビジネスSNSから片っ端からメールを送ったり、壁にぶち当たったときには周囲のサポートを得るために定期ランチ会を開催したりと、20代からともかくアクションを起こし続けてきたからこそ自信がついたことを熱く語っていただきました。
自分らしさを探究する
なかでも印象的だったのが、Emotional Intelligence(感情知能)のお話。自分自身の感情を認知したり、理解することが重要だということ。
ファリザさんご自身も、様々な経験を経て、約10年の月日のなかで体得したそうです。高校生に向けて、“まずは自分に質問するところから始めよう!5回なぜを問いただす、そのプロセスをひたすら繰り返してみよう!”とアドバイスもいただきました。
マイストーリーはなんだろう?
後半の高校生の探究活動の相談会では、ファリザさんと徳永有美さんに取り組んでいる探究活動を軸に対話をしました。
小学5年生から高校1年生の現在まで、技能実習生をテーマに探究に取り組んでいて、これからの活動に悩んでいる高校生に向けては、”テーマや視野を広げてみよう!楽しそうだな、を選べばいい!”
家族が養殖業を営んでいて、海洋酸性化をテーマに探究に取り組んでいる高校生に向けては、”自分のストーリーを大切に伝えよう!なぜそのテーマに取り組みたいのか、を海外では必ず問われる。そして、プレゼンを聞いた人にどんなアクションを取ってほしいのか、を明確に持つことが重要。”
どの高校生にも、これまで貪欲にアクションを起こし続けて、人に真摯に向き合ってきたからこその熱のこもったフィードバックをいただきました。
小さな成功体験を積み上げる
ファリザさん、徳永さんからそれぞれ高校生にエールを送っていただきました。
ファリザさんからは、”気仙沼の高校生に出会って、これからの社会は明るいなと思えた。あきらめずに今の活動を続けて、小さな成功体験をたくさん積み上げてほしい!”
徳永さんからは、”ファリザさんの視点から、探究活動、人生、日々の学びを角度を変えて感じてもらえるといい!印象的だったのは、自分を守ることの大切さ。みんなも自分の人生を守りながら進んでほしい!”
ファリザさん、徳永さん、貴重な機会をありがとうございました!
(文・気仙沼学びの産官学コンソーシアム 渡邊 国権)