主体性_5:ひらがな登場
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前回は、漢字で書かれた文章を読み上げるために、日本人がカタカナという独自のツールを開発したことを見ました。
続く今回は、ひらがなの登場です。
ところで、このシリーズでは、内容に応じて片仮名/カタカナ、平仮名/ひらがなの表記を使い分けていますが、『ひらがな』って丸っこくて、優しい印象ですよね 😊
一方、カタカナは、漢文というガチガチに硬いお経や文書を読みくだくためにつくられたツールであり、見た目も刃物的です。
人を傷つける言葉を『言刃』と書いたりしますが、カタカナは外来文化と戦う武器としての印象を、ヴィジュアル的にも持っています。
カタカナの専門用語に対してつい身構えてしまうのは、字だけでは意味が推測できないことにプラス、見た目の攻撃的な印象も関係しているのではないでしょうか。
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現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。
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