「わたしって身体壊してまで働きたかったっけ」と気づかされた、いしかわゆきさんのポンコツ本

2022年11月6日 23:50

「異動して、1ヵ月でコロナになるとか最悪」
「自分だめだなあ、しんど」
「迷惑かけるなら働きたくなさすぎる」

コロナに感染してから、数日間の中でわたしが思ったことです。

　ここまでとはいかずとも、日々の暮らしの中で「ああ、やってしまったな」「もう自分たら！」」とつい自分を責めてしまうような瞬間もあるんじゃないかなって思います。

昨日、我が家に届いた本。
「書く習慣」を書かれたいしかわゆきさんの新刊、「ポンコツなわたしで生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす」を2日間で読み終わりました。

毎日がちょっと辛いな、と感じているキャリア迷子のあなたへ。
ゆきさんが経験から学んだ自分らしく働いて生きるヒントをエッセイにして、教えてくれる本です。

「毎日がちょっと辛いな、～」のくだりは本の帯に書いてある分なのですが、いまのわたしそのものなんですよね…！！休職して復職したと思ったら、半年後に忙しすぎる店舗に異動からのコロナ感染。ここ一年の仕事での流れがこれです。笑

仕事に関して、こけたりカサブタをさらに傷ついたようないま。
読むべくして読んだのではないかなって思います。

そんなわたしだから、感じた感想をいまから綴っていきます。

　エッセイ本にしてはわりとページ数があると思ったのですが、2日間で読破したので（時間でいったら数時間だと思う）、読みやすさは言わずもがな。

ゆきさん書き下ろしのゆるイラストもいて、ほんわかな心にさせてくれました。ちゃんと文章なのだけど、ゆきさんが話しているような感じなので、「THE 文章！」っていうプレッシャーがないのかな。

体調が悪くても、読めるやっさしいエッセイ本です。
（どういう推し方や）

「幸せになるための仕事で不幸になる」のはバカらしくない？

p.82

　ここを読んで、はっとしました。
自分の中でわかっていたはずなのに。仕事に潰されるような働き方はしたくない。だって、わたしが働く理由は仕事に生きる、とかじゃなくて、自分の幸せを守るためにあるものだから。知っていたはずなのに、いつの間にか苦しい気持ちでいっぱいになって見えなくなっていました。

　例えば、わたしが健康なときに、いまのわたしのような身も心もボロボロな友達と仕事の話をしていたら、「そんな風になるならやめた方がいいと思う」と思います。

別にわたしがいなくなろうと、会社は売場は回ります。
それは休職をいきなりしたときにはもうわかっていたこと。
自分の身を守るほうが先決です。

ああ、仕事に自分の大切な人生を潰されるなんてまっぴらごめんだ。
そう気づかせてもらえて、感謝です。

　わたしは失敗するのがイヤな人間で、完璧であろうと日々過ごしてしまいがちです。だから、社会人になっても多少の失敗はあっても、数が少ない方だと思います。

　ある意味それは良いことかもしれませんが、会社から信用されすぎて任されたくないものも任されたりするんですよね。だから、わたしは復職してからはやる気ないアピールをしてます。笑
きっとそのくらいがちょうどいいのでね。

　だけど、それでもわたしの心身は異動によって、疲弊していました。
それはわたしが働くにあたって「こうなら働いてもいいかな」と思っていたラインを逸脱してしまったからだと思います。

・忙しすぎずで、シフトの変化が少ないところ
・役職をしなくていいところ
・負担が少ないところ

現在はすべて、これの逆です。
そりゃあ、働くのも頑張れる気がしませんよね。

ある意味わたしが働く上での条件に気づくきっかけ、これを働く上での軸にしても良いんだなって思えるようになりました。

というわけで、いまの会社は遅かれ早かれやめます。
合わないので。
どっちにしても、身体を崩しかねない。

　わたしもポンコツな部分はあります。なんなら仕事に関してはまーじでやる気がない人間なので、社会人7年目だけども「お客さんもう来ませんように」とか願っちゃうタイプです。

　自分なりに掴んだ仕事との距離感を、改めて気づかせて来るような本でした。わたしの周りには、わたし以上にわたしのことを考えてくれて、わたしの力を信じてくる人がいます。応援してくれる人もいる。あとは自分で自分を信じてみるだけだ。少しずつ少しずつ。

　自分自身を受け入れて、受け入れて助けてくれた人には感謝とわたしなりの行動をもって恩返しができたらなと思いました。

心の処方箋になった、ポンコツ本でした。
気になる方はぜひ、読んでみてください！！！

∴ いしかわゆきさんのnote

∴ ポンコツなわたしで生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす

きょうも、おつかれさまです。
またあしたね◎

ひとりごと
自分の気持ちに整理がようやくついて
やーーっと感じた誰かからの愛に涙。
わたしってダメでもちゃんと愛されてる。
それでもいいんだよって言ってくる人が
周りにちゃんといてくれてるんだ。感謝。

この記事が参加している募集

読書感想文

仕事について話そう

いただいたサポートは、おすすめの文具を買う費用にさせて頂きます…！！！！