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子育てに「山登り」は効果的

「賢い子」とは 「賢い子」というのは、単に「学校の成績がいい子」ということではありません。「人生」を考えるとき、学校教育の中で、テストでいい点数を取れる子が必ずしも、「賢い子」「素敵な人生を過ごす子」ではないからです。  多くの子供たちを指導してきて、学生時代の成績はそれほどではなかったけれど、社会人になって「やりがいをもって仕事をしている」「生き生きと活躍している」子供がいます。子供たちには、ほんの十数年の学生時代に「いい成績を取る」ことより、長い人生「幸せに生きる」こと

    • 自己肯定感を高めるために…

      小学校に入学したら、お子さんはいろいろなことを「学習」「経験」していきます。その「学習」「経験」をより有意義なものにし、自己肯定感を上げるために、「できること」「やってほしいこと」をお知らせします。 ① 学校から返される「学習したプリント」どうしたらいいの? ② 図工の作品「工作」「絵」全部取っておく場所がない? ③ 「マラソンカード」「本読みカード」などの「記録カード」どうする? ①プリントはファイリング 小学校は、「プリントに記入して学習する」ことが多いです。中学、高

      • 職員会議って何だろう

        学校で行われる「職員会議」って名前を聞いたことがある人は多いと覆いますが、どんな会議なのか本当に「わかっている(理解している)」人は少ないのかもしれません。 【主催は誰?】 校長が主催します。ですから、校長が学校にいない、つまり会議に参加できないのに「職員会議をする」ということはありません。 【何のために行うの?】 校長が、学校経営、運営、行事の実施について検討する時に、職員に意見を求め、参考にするためです。 職員が話し合って、何かを決定していく会議ではないのです。決定するの

        • 教師の話し方、それ、正しいの?(小学校)

          【気になる先生の話し方】 【学年集会やクラスで児童に話す時】 「話しますよ。大丈夫ですか」「聞いてくれますか」「顔を上げて聞けますか」 児童に教師が話をする時というのは「話す必要がある」から話すのです。休み時間の雑談ではないのです。これは「話す」というより「指示」「指導」です。ですから本当のいい方は 「話すから、聞きなさい」「顔を上げて聞きなさい」です。 児童に「大丈夫か尋ねたり」「聞いてくれるか尋ねたり」する必要はないのです。児童が「いやです」「聞けません」と言ったらどう

        子育てに「山登り」は効果的

          子育てと山登り

          子育てに「山登り」が有効なわけ 「山登り」といっても、子供の年齢によって、「山」はいろいろですが、発達の段階にそくした「山」に登る経験は、子供の成長にとって、とても「いい経験」です。 【あきらめずに努力する経験ができる】 「山登り」は登り始めたら、よっぽどのことがない限り、「頂上」に行き、「下山する」まで、途中でやめることができません。登り始めたら、「つらかった」「苦しい」ことがあっても、「やめる」ことはせず「休み休み」でもあっても「登り続ける」のです。 【達成感・成功体

          子育てと山登り

          ランドセルでなければならないの?

          【結論】ランドセルでなければならないわけではない 4月に小学校入学を控えたお子さんがいるご家庭では、入学準備を進めていると思います。小学校でも、1月2月には、「入学説明会」を行う学校が多いようです。この「入学説明会」では、小学校に入学して使用する「体操着」のこと「手下げバックなど準備すべき持ち物」のことなど、入学までに各家庭で用意、準備しておいてほしいもの、「給食費の引き落とし口座」「アレルギーについて」「経済的な支援、援助の方法」など、手続き関係についてなどが説明されます

          ランドセルでなければならないの?

          教師の働き方改革

          教師自身が自分の働き方を真剣に考えなければなりません。 学校は児童が登校してくるのを教師は「教室で迎える」ということがあたかも「当然」のように思われています。けれども、教師の勤務開始時刻はたいてい「児童の登校時刻より後」です。この時点で、教師は「勤務開始時刻より早く来て働く」ということです。 児童の登校時刻に合わせて勤務開始時刻を設定し、勤務の終了時刻を早める対応が必要です。おのずと、児童下校後の勤務時間は少なくなるので、それに見合った、職務の内容に改める必要があります。

          教師の働き方改革

          「学ぶ意欲」ってどうしたら身につくの?

          【結論】「手をかけすぎないこと」です。 子供に「学ぶ意欲」「自ら進んで努力する力」が身につけば、こんなにうれしいことはありません。ここで言う「学ぶ」は「勉強」「学習」に限ったことではありません。「スポーツの練習」「趣味や習い事に取り組む」など、何かの「技能」「能力」を習得するための「過程」「努力」を言います。 「学ぶこと」(例えば、サッカー、ピアノ、学習、逆上がり等々)が決まったら「どうしてそれを学びたいのか」「自分にとってなぜその学びが必要なのか」を「徹底的」に明確にしま

          「学ぶ意欲」ってどうしたら身につくの?

          小学生に宿題は必要か

          結論から言うと…「必要ありません」 しかし、「毎日、学ぶ習慣」や「疑問に思ったことを追究する力」は必要です。また、学校の授業で「学んだこと」を定着させ、自分の力(学力)とするためには、学校以外での「反復練習」や「繰り返しの学習」は必要です。 けれども、それは「先生が言うから」ではなく「どうして必要なのか納得して」行うから意味があるのです。 では、先生は「宿題」について、「人から言われるからやるもの」ではなく「自分のために納得してやるもの」ということを教えているのか、という

          小学生に宿題は必要か

          子供は小学校に入学する前に字がかける方がいいのか

          結論は 「字は書けなくても問題ない」 けれども「ひらがなが読める方がいい」 【理由】 小学校では文部科学省が定めている「学習指導要領」に則って学習の指導をしています。これは日本全国どこの小学校に行っても同じ教育が受けられるということです。(都会のマンモス校であっても山間部の少人数の学校であってもです。)そして、小学校1年生の国語の学習では、「鉛筆の持ち方」「鉛筆の動かし方」から始まって「ひらがな」を1文字ずつ丁寧に学習していくことになっています。ですから、小学校に入学する前

          子供は小学校に入学する前に字がかける方がいいのか